ライター : SATTO

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いろいろな種類があるじゃがいも

じゃがいもには男爵やメークイン、キタアカリなどたくさんの種類がありますよね。スーパーでは少なくとも男爵とメークインの2種類が並んでいるので、どちらを買うか迷ってしまうこともあることでしょう。

そこで、どんな料理にも使いやすいメークインに絞り、特徴やおすすめレシピをご紹介していきます。メインのおかずやあとひと品欲しいときの副菜など、いろいろあるのでぜひ参考にしてください。

メークインってどんなじゃがいも?

メークインは楕円形で表面がすべすべしていること、ねっとりしていてほのかに甘みがあることが特徴です。煮崩れしにくいので、じゃがいもの形をきれいに残したまま煮物や揚げ物、炒め物などにするのに便利♪ 一方、コロッケやフライドポテトを作るのは、男爵の方が向いています。メークインは男爵と比べてホクホク感が少なく、糖度が高くて焦げやすいからです。また、男爵は加熱するとすぐに崩れるという特徴もあるので、ポテトサラダ、マッシュポテトなどにもおすすめです。

メークインのメインおかずレシピ5選

1. 旨味が染み込む。塩麹で鶏肉じゃが

塩麹で旨味を引き出した鶏もも肉で作る、塩味の肉じゃがです。味付塩こしょうだけで調味するので、とてもシンプル。素材の味が十分に引き出されていておいしいですよ。型崩れしにくいメークインですが、多少、煮崩れるくらい煮込むのがおすすめ。いつもの肉じゃがをアレンジしたいなら、ぜひお試しを。

2. こってりホクホク。メークインと鶏肉のみそ煮

旨味たっぷりの鶏もも肉とメークインをこってりした味付けで煮るひと品。フライパンを使い短時間で作れるうれしいレシピです。仕上げにとろみ付け調味料や水溶き片栗粉でしっかりと味を絡ませるのがポイント。こっくりとした甘辛みそ味は、ごはんにはもちろん、お酒にもよく合いますよ。

3. メークインがゴロゴロ。ポテトグラタン

スティック状にカットしたメークインをゴロゴロ入れるグラタンです。素材のおいしさを存分に楽しめますよ。メークインの甘味と、とろけるチーズやベーコンの塩味がバランスよく合わさり、レストランで食べるよう本格的な味わいに。パンやワインと一緒にいかがでしょう。

4. ボリューム満点。メークインの中華炒め

メークインや赤・黄パプリカ、ピーマンなどを使う、カラフルで見るからに食欲の増す炒め物です。オイスターソースと鶏ガラスープの素で中華風にしっかりと味付けするので、ごはんがすすむひと品。えびのぷりっとした食感もよく、食べ盛りのお子さんに喜ばれますよ。

5. メークインを生地に。カリカリポテトの野菜ピザ

千切りしたメークインをフライパンでこんがりと焼いて、ピザ生地の代わりに使いましょう。トッピングはベイリーフと生ハムでサラダ仕立てに。生地のカリカリ感と、野菜のシャキシャキ感、生ハムの塩気が絶妙にマッチします。メイン料理としても、ワインのおつまみとしてもぴったりですよ。

メークインの副菜レシピ5選

6. シャキシャキ。メークインと赤ピーマンのきんぴら

細切りにしたメークインと赤ピーマン、ウインナーソーセージを炒め合わせてきんぴら仕立てに。甘辛い味があとを引き、ごはんがすすむひと品です。作り置きして、お弁当おかずに活用するのもGood。メークインのシャキシャキ食感がクセになりますよ。

7. さっぱり風味。メークインの千切りサラダ

千切りにしたメークインとにんじんを使う、食感を楽しめるサラダです。三つ葉やしょうが、レモン果汁で、さっぱりといただけます。メークインはスライサーを使うと、簡単に薄く切れて食感よく仕上がるので、ぜひ試してみてください。

8. 甘味を活かす。メークインフライ

男爵よりも糖度が高いことから、焦げやすくフライドポテトには不向きといわれているメークイン。衣を付けて揚げれば、焦げる心配が少なくサクサク感も味わえますよ。メークインの甘味を活かして、味付けはシンプルに。お好みでマスタードやケチャップを添えて召しあがれ。

9. メークインならでは。ハッセルバックポテト

スウェーデン発祥の、見栄えが美しいハッセルバックポテトは、なめらかで細長いメークインで作るのが正解!作り方は意外と簡単です。お好みの厚さに切り込みを入れたら、調味料をふってグリルでカリッとするまで焼くだけ。水切りヨーグルトやパセリをトッピングすると、よりおしゃれですよ。

10. やみつき。メークインのジャーマンポテト

おかずにもおつまみにも最適な、ジャーマンポテトを作りましょう。メークインの甘味とベーコン塩味が相まって、思わず箸が止まらなくなる味わい。メークインはゆでずに電子レンジで加熱するため、時間がないときにも一押しのレシピですよ。

メークインの汁物レシピ5選

11. 圧力鍋で。メークインのみそ汁

メークインは、みそ汁の具としてもよく合います。圧力鍋を使うことで、時短でゆでられるレシピです。だしの染みたメークインと甘味のある玉ねぎが、みそ汁になじんでほっとする味わい。食べ応えがあるので、おにぎりを添えるだけでも大満足な朝食やランチができあがります。

12. 具だくさん。メークイン入りポトフ

メークインに、ウインナーソーセージと野菜の旨味をたっぷりと染み込ませるポトフです。圧力鍋を使うため、材料を入れて放って置けば完成するお手軽レシピ。白ワインやローリエを入れる本格的なひと皿に、お腹も心も満たされますよ。彩りのよさも大きな魅力です。

13. 絶品。メークインとグリーンピースのスープ煮

桜えびの風味がアクセントになる、やさしい味わいのスープ煮です。グリーンピースの緑とメークインの白、桜えびのピンクという色バランスも素敵。お好みで、仕上げにバターや粉チーズをふってもよく合いますよ。コンソメスープで煮るレシピですが、和風だしでもOKです。

14. ピリ辛。メークインとスペアリブのカムジャタン

ボリューム満点の韓国スープ、カムジャタンには、メークインがぴったり。白菜キムチやコチュジャンを加えてピリ辛に仕上げますが、メークインの甘味とみそのコクでクセになるおいしさ。スペアリブの旨味もマッチして、風味豊かに仕上がります。

15. 昆布茶が決め手。メークインのトマトポタージュ

トマトの旨味と豆乳のマイルドなコクを楽しめるスープです。メークインのほかに玉ねぎも入れるため、野菜たっぷり。昆布茶を入れるのがおいしさの決め手です。味に深みが出て絶妙な味わいに。残ったスープは、グラタンやドリアのソースにも使えますよ。

そのほかメークインの人気レシピ5選

16. カレールーなしで。メークイン入りカレーライス

Photo by macaroni

市販のカレールーを使わずに、自家製カレーライスを作ってみるのはいかがでしょう。基本の作り方をマスターしておけば、辛さを調整したり具材を変えたりとアレンジは無限。煮崩れしにくいメークインを使うと、素材の旨味や食感を存分に堪能できますよ。

17. やさしい甘さ。メークイン入りクリームシチュー

Photo by macaroni

甘味があるメークインを使えば、やさしい味わいのクリームシチューができあがります。コーン缶を追加することで、甘味が増しておいしさ倍増。お子さんが気に入ってくれる味わいです。お好みで牛乳を豆乳で代用すると、ひと味違うコクを楽しめます。

18. 作り置きで便利。メークインとツナ缶の煮物

Photo by macaroni

メークインの甘味とツナ缶の旨味は相性バッチリ。しょうゆベースの甘辛い味付けで、ごはんに合う煮物を作りましょう。メークインはあらかじめ電子レンジで加熱すると、煮込む時間を短縮できますよ。ぜひ作り置きして、忙しい朝や疲れているときに役立ててくださいね。

19. おつまみに。メークインでいももち

Photo by macaroni

メークインのねっとりとした食感や甘味を活かしたいなら、いももちを作るのが一押しです。男爵で作るより、もっちり感が増しますよ。甘辛い味付けの肉そぼろととろけるチーズを入れるため、お酒がすすむひと品です。小腹が空いたときの軽食にしてもGood。

20. 皮ごと使う。メークインのはさみ焼き

Photo by macaroni

意外と大変なじゃがいもの皮むき。そんなときは、皮ごと使うお手軽料理を作りましょう。とろけるチーズをはさんだ肉だねを、メークインでサンド。男爵でも作れますが、メークインのほうが長さがあってサンドしやすいですよ。並べて盛り付けるとおしゃれ♪

メークインを上手に活用しよう!

メークインは味が染みるまでしっかりと調理しても形が崩れないところが魅力のひとつ。スープやサラダ、炒め物、揚げ物など、さまざまな料理に活用できて便利です。

メークインと男爵、それぞれの特徴を覚えておくことで、料理に合わせて上手に使い分けできますよ。ぜひメークインを、普段の料理に取り入れてくださいね。

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