ライター : ako0811
兵庫県西宮市在住の手作り大好き主婦です。特に野菜やお魚、フルーツなど健康的なレシピが好きです。また、外国文化にも興味があり、エスニックなもの、お酒にあうピリ辛なもの、世界を…もっとみる
韓国のソウルフード「カムジャタン」とは?
カムジャタンとは、豚の骨付き肉(スペアリブなど)とじゃがいもを煮込んだピリ辛味の韓国鍋のこと。大き目のお肉がゴロンと入っていて、食べごたえも抜群!まさに韓国のソウルフードなんです。身体の芯からあたたまる、パンチのあるお鍋ですよ。
育ちざかりの若者はもちろん、にんにくやえごまの葉の香りがきいていて粋なお味は、実はお酒にもよく合うから驚き♪ おうち飲みにも登場させたいメニューでもあるんです。ご自宅でも作れるので、チャレンジしてみてくださいね。
カムジャタンの基本レシピ
カムジャタンの魅力は、ダイナミックに投入されている大きな具材です。よく煮込んでほくほくになったじゃがいもに、お肉の出汁がしっかり出た旨みたっぷりのピリ辛スープは、汗をかきながらでも食べたい韓国の家庭の味。
おいしく作るポイントは、スペアリブのくさみ取り!あとはコトコトゆっくり煮込んだら完成します。では、自宅で作れる簡単な方法をご紹介します。
材料(2~3人分)
・じゃがいも(大)……2個
・長ねぎ……1/2本
・水……500cc
・豚スペアリブ……400g
・白すりごま……大さじ1杯
・塩……少々
・ごま油……大さじ1杯
・こしょう……少々
<合わせ調味料>
・おろしにんにく……1片
・しょうがの絞り汁……大さじ1杯
・砂糖……大さじ1杯
・酒……25cc
・コチュジャン……大さじ1杯
・唐辛子……小さじ1杯
・味噌……大さじ1杯
※長ネギをエゴマの葉に変えるとより本格的です!今回は、自宅で作りやすい長ネギで調理します。
作り方
1. じゃがいもと長ネギをカットします。
じゃがいもは皮をむき、2等分にします。小~中サイズならカットせずに使います。カットしたら水にさらしておきましょう。長ねぎは白い部分をななめ切りにし、固い青い部分は豚肉をゆでる際に使うので残しておきます。
2. スペアリブの下処理をします。
スペアリブはフォークで表面に数か所穴を空け、塩(分量外)でよくもみます。10分程度置いてから軽く洗っておきましょう。
たっぷりのお湯に長ネギ(青い部分)とスペアリブを入れて5分ほど茹でこぼします。
ざるに上げ、流水で表面を洗いくさみを取ります。軽く水気をふき取り、軽く塩、こしょうをふっておきましょう。
3. スペアリブを焼き具材を加えます。
鍋やフライパンに薄く油をひき、スペアリブが全体的に色づくまで焼きます。
じゃがいもと長ネギを加え、合わせ調味料をすべて加えます。
※長ネギはトロトロになるよう早めに加えていますが、食感を残したい場合は30分程度煮込んでから加えてもおいしいですよ。
4. 40〜50分コトコト煮込みます。
しばらくするとアクが出るので、取り除きましょう。蓋を少しずらし40〜50分弱火でコトコト煮込みます。
スペアリブがほろっとやわらかくなればOKです。スープもトロリとします。
5. 白ごまや唐辛子、ごま油を入れましょう。
じゃがいも、スペアリブがやわらかくなったら、白ごま、唐辛子、ごま油を加えひと煮立ちさせます。辛さの加減は唐辛子で調整しましょう。
6. 完成です♪
ネギを散らして完成です。えごまの葉があれば、ちぎって加えると風味がより一層アップしますよ。また、残ったスープに白ごはんやキムチを加えてポックムパッ(混ぜご飯)にしたら最高です♪
作るときのコツ
1. カムジャタンのおいしさは、骨付きの豚の背肉から出る出汁が決めてです。くさみがあっては台無し、丁寧に下処理してアクを取り除くことが大切です。
2. ゴロゴロっとした具材が崩れてしまってはスープが汚くなります。小さ目のじゃがいもを使って荷崩れしそうなときは、じゃがいもだけ早めにとり出しておくと、きれいなスープになります。
3. 今回は大き目のフライパンを使っていますが、圧力鍋を使うと短い時間で作ることができます。圧力鍋で作るときは煮込む際の水分の蒸発が少ないので、水の量を半カップほど減らしてください。
4. にんにく、ごま油、コチュジャンは韓国らしさを出す調味料。大人だけの食卓でパンチがほしいときは、少し多めに加えるとよいでしょう。えごまの葉を散らすとより一層韓国風に近づきますよ。
カムジャタンにピッタリな献立3選
せっかく韓国風のお料理ですから、ほかの献立も同じく韓国風でそろえてみてはいかがでしょうか?カムジャタンがしっかりした味付けですので、あまり味が濃すぎないものをあわせるのがおすすめです。
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