ライター : ako0811

韓国のソウルフード「カムジャタン」とは?

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カムジャタンとは、豚の骨付き肉(スペアリブなど)とじゃがいもを煮込んだピリ辛味の韓国鍋のこと。大き目のお肉がゴロンと入っていて、食べごたえも抜群!まさに韓国のソウルフードなんです。身体の芯からあたたまる、パンチのあるお鍋ですよ。 育ちざかりの若者はもちろん、にんにくやえごまの葉の香りがきいていて粋なお味は、実はお酒にもよく合うから驚き♪ おうち飲みにも登場させたいメニューでもあるんです。ご自宅でも作れるので、チャレンジしてみてくださいね。

カムジャタンの基本レシピ

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カムジャタンの魅力は、ダイナミックに投入されている大きな具材です。よく煮込んでほくほくになったじゃがいもに、お肉の出汁がしっかり出た旨みたっぷりのピリ辛スープは、汗をかきながらでも食べたい韓国の家庭の味。 おいしく作るポイントは、スペアリブのくさみ取り!あとはコトコトゆっくり煮込んだら完成します。では、自宅で作れる簡単な方法をご紹介します。

材料(2〜3人分)

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※長ネギをエゴマの葉に変えるとより本格的です!今回は、自宅で作りやすい長ネギで調理します。

作るときのコツ

  1. カムジャタンのおいしさは、骨付きの豚の背肉から出る出汁が決めてです。くさみがあっては台無し、丁寧に下処理してアクを取り除くことが大切です。
  2. ゴロゴロっとした具材が崩れてしまってはスープが汚くなります。小さ目のじゃがいもを使って荷崩れしそうなときは、じゃがいもだけ早めにとり出しておくと、きれいなスープになります。
  3. 今回は大き目のフライパンを使っていますが、圧力鍋を使うと短い時間で作ることができます。圧力鍋で作るときは煮込む際の水分の蒸発が少ないので、水の量を半カップほど減らしてください。
  4. にんにく、ごま油、コチュジャンは韓国らしさを出す調味料。大人だけの食卓でパンチがほしいときは、少し多めに加えるとよいでしょう。えごまの葉を散らすとより一層韓国風に近づきますよ。

作り方

1.じゃがいもと長ネギをカットします。

ムジャタンの材料を切る

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じゃがいもは皮をむき、2等分にします。小~中サイズならカットせずに使います。カットしたら水にさらしておきましょう。長ねぎは白い部分をななめ切りにし、固い青い部分は豚肉をゆでる際に使うので残しておきます。

2.スペアリブの下処理をします。

スペアリブの下処理をする

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スペアリブはフォークで表面に数か所穴を空け、塩(分量外)でよくもみます。10分程度置いてから軽く洗っておきましょう。
材料を煮込む

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たっぷりのお湯に長ネギ(青い部分)とスペアリブを入れて5分ほど茹でこぼします。
カムジャタンを作る

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ざるに上げ、流水で表面を洗いくさみを取ります。軽く水気をふき取り、軽く塩、こしょうをふっておきましょう。

3.スペアリブを焼き具材を加えます。

カムジャタンを作る

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鍋やフライパンに薄く油をひき、スペアリブが全体的に色づくまで焼きます。
カムジャタンを作る

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じゃがいもと長ネギを加え、合わせ調味料をすべて加えます。 ※長ネギはトロトロになるよう早めに加えていますが、食感を残したい場合は30分程度煮込んでから加えてもおいしいですよ。

4.40〜50分コトコト煮込みます。

カムジャタンを作る

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しばらくするとアクが出るので、取り除きましょう。蓋を少しずらし40〜50分弱火でコトコト煮込みます。
カムジャタンを作る

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スペアリブがほろっとやわらかくなればOKです。スープもトロリとします。

5.白ごまや唐辛子、ごま油を入れましょう。

カムジャタンを作る

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じゃがいも、スペアリブがやわらかくなったら、白ごま、唐辛子、ごま油を加えひと煮立ちさせます。辛さの加減は唐辛子で調整しましょう。

6.完成です♪

カムジャタン

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ネギを散らして完成です。えごまの葉があれば、ちぎって加えると風味がより一層アップしますよ。また、残ったスープに白ごはんやキムチを加えてポックムパッ(混ぜご飯)にしたら最高です♪

カムジャタンにピッタリな献立3選

せっかく韓国風のお料理ですから、ほかの献立も同じく韓国風でそろえてみてはいかがでしょうか?カムジャタンがしっかりした味付けですので、あまり味が濃すぎないものをあわせるのがおすすめです。

1. ほうれん草のナムル

がっつり系カムジャタンの箸休めといった副菜でしょうか、青菜のおひたしはいかがですか?韓国料理で食卓を飾りたい場合は、いつもの青菜をナムルにしてしまいましょう。ほうれん草以外でも水菜や小松菜などでもおいしく作れそう。こっくりとしたごま油、にんにくの風味で、たっぷり食べられます。

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