ライター : とも

子育てフードライター

好みや料理でじゃがいもを使い分けよう

じゃがいもといえば「男爵(だんしゃく)」や「メークイン」が主流ですが、実はスーパーや青果店で購入できるじゃがいもは約15品種もあるんです。菓子や加工品用は約7品種、でんぷんの原料に使われているものが約10品種あります。

また、じゃがいもは品種によって主に「粉質(こなしつ)」と「粘質(ねんしつ)」の2種類に分類されます。それぞれの特徴を確認してみましょう。(※1,2)

ほくほくした食感の粉質系

粉質系のじゃがいもは、でんぷん含有量が高く、ほくほくとした食感が特徴です。代表的な品種は「男爵」や「キタアカリ」など。やわらかいので、コロッケやポテトサラダ、マッシュポテトなどつぶして使う料理に適しています。

ねっとり食感の粘質系

粘質系のじゃがいもは、ねっとりとした食感。しっとりとしていて煮崩れしにくいため、シチューや肉じゃがなどの煮込み料理にむいています。主な品種は「メークイン」や「とうや」などです。

いろいろな料理に合わせやすい万能系

「粉質」と「粘質」の特徴を併せもつ品種は、いろいろな料理に活用できます。調理法が決まっていないときに買うなら、「インカのめざめ」や「十勝こがね」などがおすすめ。

じゃがいもは、好みや料理で使い分けるとよりおいしく食べることができますよ。さらに、品種ごとの味や食感の特徴も以下でご紹介します。
分類代表品種特徴向く料理
粉質系男爵
キタアカリ
アンデスレッド
・ほくほく食感
・でんぷん含有量が多い
・つぶす料理に向く
コロッケ
ポテトサラダ
マッシュポテト
粘質系メークイン
とうや
キタムラサキ
・しっとり食感
・煮崩れしにくい
・煮込み料理に向く
カレー
シチュー
肉じゃが
万能系インカのめざめ
十勝こがね
ノーザンルビー
・粉質と粘質の性質を併せもつ
・いろいろな料理に向く
さまざまな料理

ほくほく食感。粉質系のじゃがいも品種・種類

※画像はイメージです

男爵(だんしゃく)

「男爵」は全国各地で栽培されている品種です。果肉は白っぽくほくほくとした食感。やわらかいため、煮込み料理よりもつぶして使う料理に適しています。でんぷん含有量が15%と高いのも特徴のひとつ。一年を通して流通し、なかでも10月頃に多く出回ります。(※3)
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