はるか

「はるか」はつるんとした卵型が特徴です。果肉は白っぽく、しっとりとしています。でんぷん含有量が比較的低く、生食も可能。千切りにしてサラダにすると、シャキシャキとした食感を楽しめます。サラダやコロッケ、煮込みなどいろいろな料理に活用できるのが魅力です。

ノーザンルビー

「ノーザンルビー」は皮も中身も鮮やかなピンク色をしている品種。形はメークインに似た細長い形をしています。加熱しても色が抜けにくく、きれいな色合いが残りやすいのが特徴です。色味を活かしてポテトチップスやポタージュにするほか、お菓子作りに使っても。主な産地は北海道、旬は4~5月頃と9~10月頃です。(※16)
▼万能系品種の特徴まとめ
品種名特徴おすすめ料理産地
インカのめざめ・さつまいもやナッツのような風味
・強い甘み
・油脂類との相性がいい
シチュー
ポトフ
北海道9月〜11月頃
シンシア・きめの細かい果肉
・しっとりとした口当たり
グラタン
ポタージュ
フランス
北海道
青森県
6〜7月頃
十勝こがね・メークインよりも煮崩れしにく
・蒸すとほくほく食感
煮込み料理
揚げ物
北海道6月頃
北海こがね・フレンチフライに加工される
・男爵とメークインを合わせた食感
煮込み料理
サラダ
北海道9~10月頃
こがね丸・果肉が大きい
・ほくほく食感
・油との相性がいい
フレンチフライ
揚げ物
北海道6~7月頃
はるか・生食が可能
・しっとりとしている
千切りサラダ
コロッケ
煮込み
北海道
長崎県
9月~翌年5月頃
ノーザンルビー・皮も中身もピンク色
・加熱しても色が残りやすい
お菓子
ポテトチップス
ポタージュ
北海道4~5月頃
9~10月頃

料理別におすすめのじゃがいも品種

肉じゃが、カレーなど煮込み料理

肉じゃがやカレー、シチューなど煮込む料理にぴったりなのが粘質系のメークインやとうやなど。万能系の十勝こがねも煮崩れしにくいのでおすすめです。逆に粉質系の男爵やキタアカリなどは煮崩れしやすいので、煮込む場合は別ゆでして加えたり、後入れしたりなどの工夫が必要です。

スープ・ポタージュ

ミネストローネなど具材の形を残すスープに関しては、煮崩れしにくいメークインや十勝こがねなどが向いています。ポタージュのペースト状にする場合は、キタアカリなど粉質系の品種でもおいしいですよ。濃い味わいのインカのめざめや赤色のノーザンルビーなどを使うと、一風変わったひと品に仕上がりますよ。

ポテトサラダ

つぶして作ることが多いポテトサラダには、粉質系の品種がおすすめです。粉質系の男爵やキタアカリを使うと、ほくほくした食感が楽しめるポテトサラダに。粘質系のじゃがいもを使うとねっとりとなめらかな食感に仕上がりやすいですよ。
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