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9ヶ月の離乳食を与える回数
中田先生:
「生後9ヶ月を迎えると食事の回数は一日3回になり、食べられる量も増えてきます。食欲に応じて、量を調節しましょう。ミルクや母乳もまだ必要な時期ですが、栄養の50~70%ほどを食事から摂るようになってきます。
食べられる食材の幅が広がり、いろんな食材にチャレンジしていきたい時期です。初めての食材を食べるときは、万が一アレルギー症状が出た場合を考慮し、一日に1種類までをひと口から試しましょう。
この月齢のころには、食べ物を舌で歯茎にのせ、歯茎でつぶして食べられるようになります。また、そろそろ手づかみ食べをはじめる時期です。手で持ちやすい形状を増やして積極的に手づかみ食べをさせてあげてくださいね」(※1,2,3)
「生後9ヶ月を迎えると食事の回数は一日3回になり、食べられる量も増えてきます。食欲に応じて、量を調節しましょう。ミルクや母乳もまだ必要な時期ですが、栄養の50~70%ほどを食事から摂るようになってきます。
食べられる食材の幅が広がり、いろんな食材にチャレンジしていきたい時期です。初めての食材を食べるときは、万が一アレルギー症状が出た場合を考慮し、一日に1種類までをひと口から試しましょう。
この月齢のころには、食べ物を舌で歯茎にのせ、歯茎でつぶして食べられるようになります。また、そろそろ手づかみ食べをはじめる時期です。手で持ちやすい形状を増やして積極的に手づかみ食べをさせてあげてくださいね」(※1,2,3)
ミルクを与える場合
一日3回の離乳食のあとに母乳や育児用ミルクを与えます。そのほか、母乳の場合には授乳のリズムに沿って欲しがるだけ、育児用ミルクの場合には一日2回程度が目安です。食事のリズムに合わせて、授乳のリズムも整えていくようにしましょう。
また、フォローアップミルクに関しては、離乳が順調に進んでいる場合には特に取り入れなくても問題はありません。鉄欠乏のリスクが高かったり、体重の増加が思わしくなかったりした場合に、医師と相談したうえで必要に応じて活用しましょう。(※1)
また、フォローアップミルクに関しては、離乳が順調に進んでいる場合には特に取り入れなくても問題はありません。鉄欠乏のリスクが高かったり、体重の増加が思わしくなかったりした場合に、医師と相談したうえで必要に応じて活用しましょう。(※1)
9ヶ月の離乳食を与えるおすすめの時間
9ヶ月ごろの離乳食と授乳のスケジュール例
- 6:00……母乳またはミルク
- 10:00……離乳食+母乳またはミルク
- 14:00……離乳食+母乳またはミルク
- 18:00……離乳食+母乳またはミルク
- 22:00……母乳またはミルク
一日3回の離乳食になったら、食事のリズムを大切に、朝・昼・夜と規則正しく食べるように心がけましょう。大人と一緒に食べる機会をもつことで、「食事の時間は楽しい時間だ」という経験を積み重ねていきます。
また、離乳食をしっかり食べてほしいときは、食事や授乳の間隔をあけると次の食事の時間までに空腹になり、食事が進みやすくなることもありますよ。
上記はあくまで一例として、離乳食や授乳の時間はご家庭でやりやすい時間帯でかまいません。なるべく毎日同じ時間になるようにし、生活リズムを整えましょう。(※1,4,5)
また、離乳食をしっかり食べてほしいときは、食事や授乳の間隔をあけると次の食事の時間までに空腹になり、食事が進みやすくなることもありますよ。
上記はあくまで一例として、離乳食や授乳の時間はご家庭でやりやすい時間帯でかまいません。なるべく毎日同じ時間になるようにし、生活リズムを整えましょう。(※1,4,5)
9ヶ月の離乳食一回あたりの量
与える量/1回あたり | |
---|---|
穀類 | 全がゆ90g~軟飯80g |
野菜、果物 | 30~40g |
食品 | 与える量/1回あたり | |
---|---|---|
たんぱく源 | 魚 | 15g |
肉 | 15g | |
豆腐 | 45g | |
卵 | 全卵1/2個分 | |
乳製品 | 80g |
※あくまで目安量なので、食欲や発達に合わせて調整してください。
9ヶ月ごろの離乳食で与える、食材ごとの目安量(1回あたり)は上記の通り。生後7~8ヶ月のころよりも食べられる量が増えてきます。1食で主食(穀類)・主菜(たんぱく質源)・副菜(野菜・果物)を組み合わせることを心がけましょう。
またたんぱく源となる食品は、1回1食品を与える場合の目安量です。魚と卵など、2食品を与える場合は、1/2程度を目安にしてくださいね。(※1,4)
またたんぱく源となる食品は、1回1食品を与える場合の目安量です。魚と卵など、2食品を与える場合は、1/2程度を目安にしてくださいね。(※1,4)
取り入れたい食材
母乳には、鉄分がほとんど含まれていません。そのため、母乳育児の場合、胎児のときから蓄えていた鉄分(貯蔵鉄)が、6ヶ月ごろから減ってしまいます。したがって、鉄分を含む食品を取り入れることが重要です。
特に、吸収率の高い「ヘム鉄」を含むものがおすすめ。ヘム鉄は、赤身の肉、レバー、赤身の魚(カツオやマグロ)などに多く含まれていますよ。自分で調理しづらい場合は、ベビーフードを取り入れるのもひとつの手です。
また、この時期は食べ物に興味を持ち、手づかみで食べようとする姿が見られるようになります。ゆでた野菜やパンなどを手づかみしやすいサイズや形に切るといったように、工夫しましょう。(※1,6)
特に、吸収率の高い「ヘム鉄」を含むものがおすすめ。ヘム鉄は、赤身の肉、レバー、赤身の魚(カツオやマグロ)などに多く含まれていますよ。自分で調理しづらい場合は、ベビーフードを取り入れるのもひとつの手です。
また、この時期は食べ物に興味を持ち、手づかみで食べようとする姿が見られるようになります。ゆでた野菜やパンなどを手づかみしやすいサイズや形に切るといったように、工夫しましょう。(※1,6)
9ヶ月の離乳食の硬さや味付けの目安
ポイント
- 食材の硬さは「バナナ程度」を目安に
- 味付けは「薄味」を心がける
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。