ライター : 嘉山ゆりか

管理栄養士 / 健康運動指導士

胃にやさしい調理のポイントは?

ポイント

  1. 煮る、蒸す、ゆでるを意識して油は控えめに
  2. 味付けは薄めに、香辛料の使用を避ける
  3. 消化がよい食材を選ぶ

煮る、蒸す、ゆでるを意識して油は控えめに

脂質の多い食べ物は消化が悪いため、調理油の使用量はなるべく減らしましょう。とくに油の使用量が多い揚げ物や炒め物は避けて、フライや天ぷらは胃の調子が悪いときは食べないようにしてくださいね。ゆでたり煮たりするほか、蒸し料理にすると油の使用量を抑えられます。

たとえば、豚肉を摂る際はとんかつにせず、しゃぶしゃぶにすると低脂質な料理になります。魚は焼き魚やフライにすることが多いですが、胃の調子が悪いときはホイル焼きや鍋にするのがおすすめです。(※1)

味付けは薄めに、香辛料の使用を避ける

味が濃く、塩分が多い料理は胃を刺激してしまいます。味付けは薄めにするよう心がけると、胃にやさしい料理になりますよ。漬物や干物のように、食塩が多く含まれる食べ物にも注意が必要です。

また、香辛料は胃酸の分泌を高めるため、胃に負担がかかります。こしょうや唐辛子、カレー粉などは使わないようにしてくださいね。わさびやからしなど、あとから料理に香辛料を使用するのも控えましょう。(※1,2)

消化がよい食材を選ぶ

消化がよい食材は胃にとどまる時間が短いため、胃への負担も少ないですよ。穀類ならお粥やうどん、たんぱく質源なら鶏ささみ、白身魚、豆腐、半熟卵がおすすめです。ほかに、青菜、にんじん、じゃがいも、バナナなどがあります。

脂質や食物繊維が多い食材は消化に時間がかかるため、避けたほうが良いでしょう。(※1,2,3)

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