ライター : macaroni 編集部

即効性が魅力の塩抜きダイエットとは?

塩抜きダイエットとは、その名の通り、塩分を抜くダイエット方法です。塩分の多い食材や調味料を使用せず、野菜や果物を積極的に食べることで、体内にたまった塩分・水分が排出されます。余分な水分が抜けた結果、体重が減り、むくみがとれて見た目もすっきりするのです。

個人差はあるものの、2日間まるまる塩抜きすることで1.5~2kgほど体重が落ちる人が多いのだとか! 味覚がリセットされ、食欲をコントロールしやすくなるのもメリットです。

この記事では、塩抜き料理のレッスンを主宰し、レシピ本も執筆している野菜料理家の庄司いずみさんに、塩抜きダイエットのメソッドと2日分のレシピを教えていただきました。

Photo by 木下 誠

野菜料理家/庄司いずみさん 簡単でおいしい野菜料理を提案する料理家。ヴィーガン料理専門スタジオ「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ」主宰。オンラインレッスンが受け放題のオンラインチャンネルでは、ヴィーガンレシピを配信中。著書に『週末だけ塩抜きダイエット デトックス・ベジレシピ』(主婦の友社)など
「塩抜きダイエットの基本的なルールは2つで、『塩分を摂らないこと』と『野菜や果物をたっぷり摂ること』です。この2つを守れば、ごはんの量はいつも通りでOK。塩分が含まれていないものならアルコールやおやつも我慢しなくていいですよ。

私が初めて塩抜きダイエットに取り組んだときは、2日で体重が2kg減り、むくみがとれてきつかった靴が履けるようになりました。それ以来、塩分を摂り過ぎてるな〜というときに塩抜きをして体をリセットするようにしています。

塩抜きダイエットは、2日間しっかり取り組むと効果を実感しやすいです。週末など3食自炊できるタイミングで取り組んでみてくださいね」

塩抜きダイエットの注意点は?

脱水症状に注意する

「水分が排出されやすくなるので、夏におこなうときや、ホットヨガなどの汗をたくさんかく運動をする方は、脱水症状に注意してください。水分をしっかり摂取しながら取り組みましょう」

塩抜きダイエット終了後の料理は薄味に

「塩抜きダイエットを終えたあと、これまで食べていた料理の味付けが濃く感じられる場合があります。自分で料理を作るときはいつもより薄味にしてください。これを機会に減塩習慣を身に付けるのもいいですね」

塩抜きダイエット中におすすめの調味料

Photo by 木下 誠

基本調味料のひとつである塩を抜くとなると、料理の味付けが物足りなくなるのでは?と思った方も多いでしょう。塩なしでもおいしく仕上げるコツは、酢、スパイス、オイル、甘味料、トマト缶など、塩を含まない調味料を活用することだと庄司さんは言います。

「うまみの強いだし類や、料理のアクセントになるスパイスを上手に使えば、塩気のない物足りなさを補えますよ。

塩さえ抜けば糖質や脂質を摂取してもよいので、メープルシロップなどの甘味料やオイル類も使えます。オイルは、ごま油やオリーブオイル、ココナッツオイルなど香りの良いものがおすすめです」

実は塩分多め!気を付けたい調味料や食材

「塩、みそ、しょうゆは言うまでもなく、ケチャップやマヨネーズ、ミックススパイスといった食塩を含む調味料にも気を付けます。

また、和食には欠かせない料理酒やみりん風調味料にも塩分が含まれているので、食塩不使用の日本酒や本みりんを使ってください。ハムやベーコンなどの加工肉、チーズ、漬け物など塩分の多い食材も避けましょう」

塩抜きダイエット1日目のおすすめ献立

【朝】豆乳パンケーキ&フルーツヨーグルト

Photo by 木下 誠

「朝食の定番であるパンは、実は塩分を多く含む食材です。とはいえ、食塩抜きのパンを自分で作るのは大変。自宅でも作りやすいパンケーキなら手軽に作れますよ!市販のパンケーキミックスには食塩が含まれていることが多いため、薄力粉とベーキングパウダーでいちから作りましょう。味付け用のジャムはお好みのものでOK。むくみに効果的なフルーツ盛りだくさんのヨーグルトを添えるのがおすすめです」
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