ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

しらすを冷凍しよう

比較的リーズナブルで、季節を問わず簡単に手に入れられる「しらす」。いざという時に、冷蔵庫に常備しておくととても便利ですよね。 しらすは内臓も骨も気にすることなく一匹まるごと食べられるので、カルシウムも豊富で栄養価の高い食材です。おかずがないという時でも、熱々の白いごはんがあれば、それだけで十分お箸が進みますよね。 ですが、しらすは意外と賞味期限が短く、気が付いたら期限を過ぎていたなんてことありませんか。冷蔵庫で保存し、ついつい期限を切らしてしまいがちなしらすですが、実は冷凍保存が可能なのです。しかも解凍せずに使えるため、すぐに料理ができ、忙しい方におすすめ。納豆や大根おろしにまぜたり、サラダや冷奴にかけたり、常備食材として冷凍しておくのはいかがでしょうか?

しらすの賞味期限は?

鮭やサンマなどの生魚と比べると日持ちするしらすですが、直近で使う予定がなく、いざという時のためにとりあえず買っておいた・・・などといった場合には、気がついたら賞味期限が切れていたということが多々ありますよね。 そもそも、一般的なしらすの賞味期限はどれぐらいなのでしょうか。しらすの賞味期限は、冷蔵庫で保存した場合は「3日前後」、冷凍庫で保存した場合は「1ヵ月前後」とされています。ですが、これはあくまでも目安ですのでなるべく早めに食べるようにしてくださいね。 こう見ると、直近で使う予定がないのであれば、すぐに冷凍保存しておいた方がよさそうですね。ですが、冷凍保存によって、しらすならではのあのふっくらとした食感が損なわれてしまうことはないのでしょうか。味はどうなるのでしょうか。次に、しらすを冷凍保存する際のコツをご紹介します。

しらすの冷凍保存の方法

買ったらすぐに冷凍庫へ

しらすは水分が出て傷みやすいので、食べ切れなかった分を冷凍するのではなく、買ったその日にすぐ冷凍するのが良いでしょう。ラップやジップ付きの保存袋などを活用すれば、次に使う時に便利です。

保存する前の下準備

しらすは一匹あたりが小さいので、乾燥していないやわらかいしらすの場合、買ったときのトレーにくっ付いてしまい全部きれいに取り切れませんよね。そんな時は、未開封のまま一旦冷凍すると無駄なく保存することができます。

冷凍後、トレーを逆さまにするとポコッと外れるので、溶けないうちに小分けにしたり、フリーザーバッグに入れ替えましょう。

小分けにする

少し手間はかかりますが小分けにして保存をしておくと、食べたい時に必要な分だけ解凍できて便利です。食べる分ずつ小分けしてアルミホイルに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。ラップでもよいですが、アルミホイルを使うと解凍した時の水分の出方が少ないそうです。

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