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おにぎりとおむすびの違い、言える?
皆さんのご自宅では、ご飯を握って作った食べ物をなんと呼んでいますか?「おにぎり」でしょうか、「おむすび」でしょうか。コンビニで見かけるのは「おにぎり」が多いようにも思いますし、昔話に出てくるのは「おむすび」の印象が強い気もします。頭に浮かぶ食べ物は同じでも、ふたつの呼び方があると、何か違いがあるのではと気になりますよね。
そこで今回は、そんな「おにぎり」と「おむすび」の違いについてご紹介しますよ!是非参考にしてみてくださいね。
呼び方が違うのはなぜ?5つの諸説
広辞苑ではおにぎりとおむすびは同じものと説明されていますが、呼び方の違いは諸説あるようです。この機会にぜひ、今までのモヤモヤを解決しましょう!
1. 地域による違い
関西ではおにぎり、関東ではおむすびと呼ぶ説がありますが、今ではどちらの呼び方も通じるので、地域によって呼び方に違いがあるとは言い切れません。
ただ、呼び名の違いはあいまいですが、おにぎりの形ははっきりと違いがあるようで、町人文化で栄えた関西では、観劇のときに食べる幕の内弁当に入れやすい俵型が主流だったことから、いまでもおにぎりは俵型を食べている人が多いとか。
それに対し関東では、握りやすい三角が主流。なお、東北では焼きやすい太鼓型、中部では球形の爆弾おにぎりの文化があります。お米をにぎるだけのシンプルな料理でも、地域によってこれだけ色々な特徴があるのですね。
2. 身分による呼び方の違い
農民などがおにぎりと呼んでいたものを平安貴族の女性が丁寧な言葉にするために、おむすびと呼ぶようになったという説があります。
身分の違いによって呼び方が異なっていたものが、丁寧な言い方と、一般的な言い方で別れた可能性があるんですね。
3. 形による違い
おむすびは神様と深い関係のある食べ物とされており、『古事記』では神様の宿る山の形を模した三角のものを「産霊(むすび)」、丸を「握飯(にぎりいい)」として区別しています。それに対し、「おにぎり」は特に決まった形は定められていないという説もあります。
4. 握り方の違い
手で握ったものは「おにぎり」と呼ぶ説は、「握り飯」と呼んでいたものが、おにぎりに発展したと考えられています。おむすびの方は、笹の葉などでくるんで紐で結んだものを「おむすび」と呼んだとされています。
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