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しらすの旬は産地ごとに違うって知ってた?
カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシなど、体に色素が少なく白く透き通っている稚魚の総称である「しらす」。年間を通して流通していますが、旬は産地ごとに異なります。新鮮なしらすを楽しむには、産地ごとの旬を押さえておくことがポイント。しらすの産地としてよく知られている場所と旬の時期を一緒にチェックしてみましょう。
しらすの有名産地は6エリア
エリア | 旬の時期 |
兵庫県 | 4月~5月、9月中旬~11月 |
静岡県 | 6月~9月 |
愛知県 | 6月~8月 |
神奈川県 | 4月~5月 |
茨城県 | 9月~10月 |
大分県 | 9月〜10月 |
しらすの産地は日本各地にありますが、有名な産地は、兵庫県、静岡県、愛知県、神奈川県、茨城県の6つのエリア。海域の状態や漁れるしらすの種類が異なることや禁漁期間が設定されていることによって、それぞれの産地で旬の時期に違いがあります。
しらすの旬は春と秋の2回。小ぶりでプリプリとした「春しらす」、脂が乗り甘味のある「秋しらす」、それぞれにおいしさがありますよ。
しらすの旬は春と秋の2回。小ぶりでプリプリとした「春しらす」、脂が乗り甘味のある「秋しらす」、それぞれにおいしさがありますよ。
1. 兵庫県のしらすの旬
水揚げ量全国1位で国内シェア約20%を占める関西の名産地。特に淡路島の岩谷港では、明石海峡で泳ぐ良質なしらすがよく獲れることでとても有名です。漁獲されたしらすはすぐに運搬船で港に運ばれ、その都度セリが行われるため鮮度も抜群!12月~3月は禁漁期間となっています。
旬の時期
旬は年に2回あり、春は4月~5月の間頃、秋は9月中旬~11月頃です。おすすめは、透き通ったきれいな身が特徴の「生しらす」。潮の流れが速い明石海峡で餌に恵まれて育つ淡路島のしらすは、甘さとほろ苦さが絡み合う繊細な味が楽しめます。
2. 静岡県のしらすの旬
駿河湾と相模湾に面し、さまざまな魚が水揚げされる豊かな漁場を抱えている静岡県。しらすが水揚げされる港は、由比港や用宗漁港、清水港、田子の浦など県内各地にあります。1月中旬~3月中旬までが禁漁期間となるため、この期間は漁をすることができません。
旬の時期
3月下旬~10月頃の春先から秋にかけておいしいしらすが味わえますが、水温が高くしらすの餌になるプランクトンの量が増える6月~9月は、栄養たっぷりで味も格別です。漁場と港が近いので、新鮮でプリプリなしらすが楽しめるのも特徴のひとつ。生しらすのほか、釜揚げやちりめん干し、たたみいわしなど、加工されたものも人気です。
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