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寿司

日本の食文化の代表格といえるのが、和食の顔でもあるお寿司です。高級寿司から100円寿司に至るまで、実に幅広い形態や価格帯で楽しめる料理といえるでしょう。日本人に欠かせないお寿司が伝来したのは、奈良時代といわれています。

当時は、甘酢で味付けしたお米に川魚をのせた食べ物を、保存食として楽しんでいたのだとか。現代の寿司の形に近付いたのは江戸時代で、ネタが刺身になったのは明治時代といわれています。刺身と酢飯という現代の組み合わせを世の中に広めた立役者は、関東大震災の影響で全国各地に散らばった寿司職人たちという説が有力です。

味噌汁

「実家の味」や「懐かしい味」としてイメージするのが、和食に欠かせない味噌汁です。日本人にとって、米と味噌汁はふたつでひとつのソウルフードといえるでしょう。味噌は古くから日本人の食の歴史を支えてきた、和食を代表する調味料です。

味噌がたしなまれ始めた平安時代では、庶民の口には入らない貴重品でした。鎌倉時代に味噌汁として利用されるようになった頃から、現代まで続く「一汁一菜」の文化が始まったといわれています。

カレーライス

1人暮らしや料理初心者でも手軽に作れるカレーライスは、日本の定番の家庭料理です。家庭・外食・給食・学食など、幅広いシーンでソウルフードとして親しんだ人も多いでしょう。日本人のカレーライスの歴史は、明治時代にまで遡ります。

当時、肉食が解禁されたことをきっかけに国内に洋食店が次々と拡大。イギリスからカレー粉が伝来したことにより、国民にカレーが広まっていきました。明治38年に初めての国産カレー粉が販売されてからは、さらに国民食としての地位を確立させたといわれています。

ラーメン

カレーと同じく日本の国民食として名高いのが、ラーメンです。外食のラーメンからインスタントラーメン、家庭で作れる袋麺や調理用の生麺など、ラーメンは私たちの生活に近い食文化のひとつです。

日本のラーメンのルーツとなった中華麺が登場したのは、1488年。当時から、現代のラーメンと大きく変わらない製法だったそうです。ソウルフードとしての確固たる地位を獲得している現在では、ご当地ラーメン・女性向けラーメン・健康志向ラーメンなど、幅広い領域で展開されています。

日本国内の地域別のソウルフード47選!

ここでは、日本の47都道府県のソウルフードをご紹介します。ソウルフードは、土地ごとの精神性や気候、地形、歴史などに基づいて生まれるものです。ソウルフードからわかる県民性や文化を学び、各都道府県の魅力を再発見していきましょう。

【北海道】ジンギスカン

北海道のソウルフードはジンギスカンです。第二次世界大戦後に衣料資源が不足したことにより、日本では羊毛のニーズが高まりました。後に国産羊毛が普及したあと、北海道は羊肉用の飼育に尽力。羊肉消費拡大の一策として、ジンギスカンが広まったと考えられています。
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