生姜の効能は加熱すると変化する

前述した通り、生姜の効能は加熱することにより変化します。

生の生姜に多く含まれているのが、ジンゲロールです。血流を促進して手足の隅々まで温かくする作用のほか、殺菌や解熱、免疫維持や胃腸の調子を整えるはたらきがあります。

生姜を加熱すると、ジンゲロールがショウガオールに変化します。ショウガオールには熱を作り出して、体の芯から温める作用があります。またプロスタグランジンの生成を抑えて、痛みの緩和に役立つ作用も。目的に合わせて、使い分けましょう。(※1,2)

生姜チューブは生姜と同じ効能は期待できない場合が

生姜チューブは生の生姜に比べて保存が効き、すぐに使えて便利ですよね。しかし、生の生姜とまったく同じ作用は期待できないと考えられます。

ジンゲロールは酸化しやすく、生姜チューブは加工して時間が経っているため減少しているおそれがあります。また、加熱処理をしているので酵素が作用しないことも。

「チューブは風味付けに」「冷え対策にはすりおろした生姜を」と使い分けましょう。(※9,10)

生姜の効能を活かす食べ方とは

刺身やたたきなどの生魚は、生の生姜と一緒に食べることが多いですね。生姜にはジンギベレン、シトラールといった爽やかな香りの成分が含まれていて、魚の生臭さを緩和してくれます。また生の生姜に含まれるジンゲロールに殺菌作用があるため、理にかなった組み合わせ。

そのほかにも、生の生姜には肉をやわらかくする酵素が含まれています。下ごしらえに利用すれば、臭み取りにもなりますよ。寒い時期には、生姜をたくさん入れた生姜鍋で温まりましょう。加熱された生姜に多く含まれるショウガオールの作用で、体の芯から温まりますよ。(※1,4,5,10)

おすすめの生姜の保存方法

生姜の保存方法をいくつかご紹介しましょう。

・瓶に入れて冷蔵庫で保存
よく洗った生姜を保存容器に入れて、全体がかぶるくらいの水を入れます。しっかり蓋を閉めて冷蔵庫の野菜室で保存。一週間おきを目安に保存容器を洗い、水を替えましょう。生姜が大きい場合は、カットしてから容器に入れてもかまいません。使うときはカットした表面を薄く切り落としてくださいね。

・冷凍庫で保存
1回分ずつカットまたはすりおろして冷凍庫へ。すりおろしは保存袋に入れ板状にして凍らせると、必要な分だけ割って使えます。

・常温で保存
洗わず涼しい場所(13~15℃が適温)で保存。3~4日で使い切りましょう。

生姜の効能を活かすレシピ5選

1. フライパンで簡単調理♪ かつおのたたき

Photo by macaroni

かつおのたたきを作るとき、串を打って直火で焼くのは大変ですよね。そんなときは、フライパンでも作ることができますよ。塩をまぶして、さっと焼くだけで完成です。生の生姜に含まれるジンゲロールには、殺菌作用があります。食中毒対策になり、かつおのたたきに生姜を合わせるのは、理にかなっていますね。(※4,5)

2. 薬味たっぷり!わらさ(ぶり)丼

「わらさ」とは小さなぶりの呼び方。ぶりは出世魚といわれ、成長の過程で呼び名が違います。わらさはぶりよりもさっぱりした味わいです。味噌や生姜を使い、なめろう仕立てにすることで、ご飯にぴったりのひと品に。生姜には消臭、殺菌作用のほか食欲を促すはたらきがあるので、食が進まないときにおすすめです。(※4)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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