ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

風邪対策にも!ゆずの栄養と効果効能

ゆずの効果効能

  1. 肌の健康をサポート
  2. 免疫力を維持する
  3. 抗酸化作用
  4. むくみ対策
  5. 血流を促す
  6. リラックス作用

肌の健康をサポート

肌の健康をサポートするゆずの注目成分は、「ビタミンC」と「ヘスペリジン」です。

ゆずに含まれるビタミンCは、メラニン色素の元となるアミノ酸物質が作られるのを抑制し、しみやそばかすの原因となるメラニン色素が沈着しないようにするはたらきがあります。

ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、肌の構成成分であるコラーゲンの合成を促進したり、肌の水分量や弾力を高めたりする作用があります。(※1,2,3,4)

免疫力を維持する

ゆずに含まれるビタミンCは、有毒な細菌から体を守っている白血球のはたらきを高めたり、細菌やウイルスに対抗したりする作用があります。

さらに、ゆずの皮に含まれるβ-カロテンには、免疫力を上げるはたらきも。野菜ジュースやサプリメントから摂るビタミンCは、野菜から摂取したときよりも排せつまでの時間がとても短いので、ゆずのビタミンCを食卓にうまく取り入れましょう。(※1,2,3,5,6)

抗酸化作用

ゆずには、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です。100gあたりのビタミンC含有量は、ゆず果汁で40mgですが、皮には果汁の4倍である160mgも含まれていますよ。

ビタミンCの抗酸化作用には、大量に発生すると血管を硬くしたり、免疫機能を低下させたりする「活性酸素」から体を守るはたらきがあります。ゆずを使用する際は果汁だけでなく、皮ごと調理してたっぷりのビタミンCを摂り入れましょう。(※1,2,5,7)

むくみ対策

むくみ対策に役立つゆずの注目成分は、「カリウム」と「ヘスペリジン」です。むくみは、細胞の外に過剰な水分が溜まる状態をさします。

カリウムは、体内の余分な水分を排出したり、細胞の浸透圧を維持したりするはたらきがあるため、むくみ対策に役立ちますよ。

さらに、ゆずの皮に多く含まれるヘスペリジンにも、足のむくみを抑制する作用があることが実証されています。(※1,2,3,4,8)

血流を促す

ゆずの皮に含まれるリモネンは、交感神経を刺激して血流を促進し、体の代謝や消化活動を活発にする作用があります。

また、ゆずの皮に含まれるヘスペリジンには、毛細血管を広げて血流を促し、体を温めるはたらきが期待できますよ。冬至の習慣であるゆず湯は、リモネンやヘスペリジンが血流をよくするので、体を温める効能の上手な使い方です。(※3,9)
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