ライター : 笹田 実希

管理栄養士

行政栄養士として、学校や病院などの給食施設で働く栄養士と連携し地域住民の栄養改善業務を行う。現在はライターとして身近で役立つ健康・栄養情報を発信している。

ゆずの栄養と効果効能は

肌の健康をサポート

肌の健康をサポートするゆずの注目成分は、「ビタミンC」と「ヘスペリジン」です。

ゆずに含まれるビタミンCは、メラニン色素の元となるアミノ酸物質が作られるのを抑制し、しみやそばかすの原因となるメラニン色素が沈着しないようにするはたらきが。ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、肌の構成成分であるコラーゲンの合成を促進する作用のほか、肌の水分量や弾力を高める役割があります。(※1,2)

免疫力を維持する

ゆずに含まれるビタミンCは、体を守る血液細胞である白血球のはらたきを高めたり、細菌やウイルスに対抗したりして、病気への抵抗力を強めることが分かっています。

さらに、ゆずの皮に含まれるβ-カロテンは、粘膜を丈夫にし、免疫力をアップさせるはたらきも。サプリメントから摂るビタミンCは、食事のなかで野菜から摂取したときよりも排せつまでの時間がとても短いので、ゆずのビタミンCを食卓にうまく摂り入れたいですね。(※2,3)

抗酸化作用

ゆずには、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富です。

100gあたりのビタミンC含有量は、ゆず果汁で40mgですが、皮には果汁の4倍である160mgも含まれています。ビタミンCの抗酸化作用には、大量に発生すると血管を硬くしたり、免疫機能を低下させたりする「活性酸素」から体を守るはたらきがあります。ゆずを使用する際は果汁だけでなく、皮ごと調理してたっぷりのビタミンCを摂り入れたいですね。(※4,5,6)

むくみ対策

むくみ対策に役立つゆずの注目成分は、「カリウム」と「ヘスペリジン」です。

むくみは、細胞の外に過剰な水分が溜まる状態となることで引き起こります。カリウムは、体内の余分な水分を排出したり、細胞の浸透圧を維持したりするはたらきがあるため、むくみ対策に役立ちますよ。さらに、ゆずの皮に多く含まれるヘスペリジンにも、足のむくみが抑制されることが実証されています。(※1,2,7)

血流を促す

柑橘系の果物の皮に多く含まれる香り成分の「リモネン」と「シトラール」。

ゆずにも含まれるリモネン、シトラールは、交感神経を刺激して血流を促し、体の代謝や消化活動を活発にしてくれます。冬至のゆず湯としても使用されるゆずの役割は、香りを広げるだけでなく、リモネンやシトラールの血流を促す役割によって体をぽかぽかにすることも期待されているのですね。(※8,9)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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