効果がグッと高まる!「蒸し生姜」の効果効能に注目してみた

生姜には体を温める作用があるというのは有名ですが、生のままより「蒸し生姜」のほうが効果がアップするようです。決め手となるのは"あの成分"。今回は、免疫力アップや、ダイエット効果も期待される蒸し生姜の魅力に迫ります!

蒸し生姜は良さを引き出す調理法

生姜に「体を温める効果」があるというのは、有名なことですね。生姜はそのままでも健康効果の高い食べ物ではありますが、実は生のまま食べるより、蒸したほうが効果がアップするということを知っていましたか?

どうして蒸すと効果が高まるの?

生の生姜には「ジンゲロール」という辛味成分が含まれているのですが、この成分は加熱・乾燥などにより水分量が低くなると、「ショウガオール」という成分に変化します。

加熱方法はさまざまありますが、なかでも"蒸す"調理がショウガオールへの変換率が高いとされています。生姜を蒸してから乾燥させると、ジンゲロールよりショウガオールのほうが多くなることが分かっているんです。(※1)

下で詳しくお話ししますが、ジンゲロールとショウガオールの違いは、体の温め方。ショウガオールのほうがより深い部分から温めることにより、さまざまな健康効果が高まるとされています。

蒸し生姜に期待できる効果効能

体を温める

ジンゲロールとショウガオール、どちらも体を温める作用のある成分ですが、上でもすこし触れたとおり、その温め方が違います。

ジンゲロールは、指先などの末端にある血管を広げることにより、血行をよくして体を温めます。この温め方は、指先は温まりますが、体の内部は逆に冷やしてしまうおそれがあります。一方でショウガオールは、体内のエネルギー燃焼(代謝)を高める作用があるので、体を芯から温めてくれます。(※2)

冷え性対策

生の生姜に含まれるジンゲロールは、指先などの末端冷え性の方には効果的です。しかし、お腹を触ると冷たいという方や、そもそも体温が低いといった方は、蒸し生姜を摂取してショウガオールで体を温めるのがおすすめ。

体内の燃焼効果を高めて、内側からしっかり温めることが、冷え性対策には重要です。その点では、やはり蒸し生姜のほうが効果的といえるでしょう。

免疫力の維持

わたしたちの体には、免疫機能を持つ「NK(ナチュラルキラー)細胞」という細胞などにより、病原菌やウイルスから身を守っています。

このNK細胞、体温の低下などによって働きが鈍くなってしまうのですが、ショウガオールを摂取することで本来の働きにまで回復することが、マウスを用いた実験により明らかになっています。(※3)つまり、免疫力の低下を抑える作用が、ショウガオールにはあるのです。

ダイエット効果

生の生姜に含まれるジンゲロールは、加熱するとショウガオールだけでなく、「ジンゲロン」という成分にも変化します。

ジンゲロンは生姜の辛味成分のひとつで、体内の脂肪燃焼を促進する効果が、ラットを用いた実験により報告されています。(※4)また、ショウガオールにも、上でお話ししたとおり燃焼効果を高める作用があるので、ダイエットに効果的です。

蒸し生姜の作り方

ここからは、蒸し生姜を作る手順をご紹介。ただ蒸すだけでなく乾燥させることで、ショウガオールの割合はグッと上がります。そこで今回は、「乾燥蒸し生姜」の作り方をまとめてみました。

手順

1. 生姜は皮のまま、繊維に沿って厚さ1~2mmほどにスライスします。繊維に逆らうと、繊維質が毛羽立ち食感が悪くなるので、注意しましょう。

2. 蒸し器にクッキングシートや手ぬぐいなどを敷いて、できるだけ重ならないようにスライス生姜を並べたら、30分ほど蒸します。

3. 蒸しあがったら、天日であれば1日、室内なら1週間、蒸した生姜を干します。乾燥するのに火が出る危険性があるので、電子レンジは使わないようにしましょう。

常温で3ヶ月も保存可能!

カラカラになるまで乾燥したら、ポリ袋や保存容器に入れておきます。3ヶ月は保存可能なので、一度にまとめて作っておくといいですね。冷蔵庫に入れると風味が落ちてしまうので、常温で保存しましょう。

摂取量の目安

特集

SPECIAL CONTENTS