ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

生姜の栄養と効果効能

生姜の効能

  1. 冷え性対策
  2. 消化をサポート
  3. 殺菌作用
  4. コレステロール低下作用
  5. 老化対策に役立つ
  6. 利尿作用
  7. 生理痛やつわりの症状を和らげる

冷え性対策

生の生姜に含まれるジンゲロールは末端の血管を拡張し、血流を促進する作用があります。手足など、末端の冷え性対策に役立ちますよ。

加熱された生姜に多く含まれるショウガオールには熱を作り出すはたらきがあり、体を芯から温めることができます。血流促進作用もあり、体温が低い方の冷え性対策におすすめです。温めたい箇所によって使い分けましょう。(※1)

消化をサポート

生姜は胃腸内壁の血行を促進し、消化吸収を促す作用があります。また生姜に含まれるジンジベインというたんぱく質分解酵素は、胃腸の負担を軽減してくれますよ。

また、生姜の辛み成分であるジンゲロンやショウガオールには、胃酸の分泌を促して消化吸収を整えるはたらきが。さらに、内臓のはたらきを活発にして、食欲を増進する作用がありますよ(※2)

殺菌作用

生の生姜に多く含まれるジンゲロンやショウガロールには、殺菌作用があります。

寿司にガリ(甘酢漬けの生姜)が添えられているのは、口直しだけでなく食中毒対策にもなるからです。また食中毒対策だけではなく、風邪や肺炎の原因となる細菌や水虫の原因である真菌、寄生虫を撃退する作用もあるといわれています。(※2)

コレステロール低下作用

生姜の辛み成分であるジンゲロンには、脂肪の燃焼を促す作用があります。生姜を摂取後30分ほどの有酸素運動をすると、血行促進とジンゲロンによる脂肪燃焼作用で、脂肪がより燃焼されやすくなります。

また生姜には、血中の中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロールの増加を抑制したり、善玉(HDL)コレステロールの減少を抑えたりする作用があります。(※2)

老化対策に役立つ

ショウガオールやジンゲロールには抗酸化作用があり、余分な活性酸素を取り除いてくれます。

活性酸素が体内で過剰に生成されると、老化の原因となるおそれが。抗酸化作用がある食品を上手に取り入れて、必要以上に活性酸素を増やさないようにすることが老化対策の大事なポイントになります。(※2)
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