リラックス作用

ゆずに多く含まれるビタミンCは、ストレスを軽減させる副腎皮質ホルモンと、心地よい感情を作り出すドーパミンや気持ちを落ち着かせるGABAなどの神経伝達物質の合成をサポート。

また、ゆずに含まれるリモネンをはじめとする香り成分は、大脳にダイレクトにはたらきかけて脳をすっきりさせ、ストレスを緩和する作用があります。(※3)

ゆずの効能を上手に摂り入れる食べ方

ポイント

  1. 水にさらしすぎない
  2. 皮ごと調理する
ゆずに含まれるビタミンCは水溶性ビタミンで、熱に弱い性質があります。水に溶けやすいので、調理するときは水でさっと洗ったり、ゆで時間を短くしたりするのがポイント。

ビタミンCやヘスペリジンは特に皮に多いので、果汁だけを使用するのではなく、皮ごと調理すると良いでしょう。

香りづけや彩りとして、すりおろした皮を料理にトッピングしたり、皮付きのゆずを生のまま薄くスライスし大根と一緒に酢漬けにしたりと、皮を活かした調理法で、できるだけ生に近い状態で食べるのがおすすめです。(※1,2,3,5)

【Q&A】ゆずの効能は風邪に効く?

A:ゆずの効能は、風邪対策に役立つと考えられます。

ゆずに含まれるビタミンCは、風邪やストレスなど、病気への抵抗力を高めるはたらきがあります。リモネンやヘスペリジンには、血流を促し体を温める作用が期待でき、体を冷やさないで温める生活をすると、免疫力を活性化させることが可能です。

さらに、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかってしまったときには、ビタミンCの必要量が増加します。風邪をひいたときには、ビタミンCたっぷりのゆずをはちみつ、お湯と合わせてゆず茶としていただくのがおすすめ。

しかし、ゆずを摂り入れたからといって、必ずしも風邪対策ができるとは限りません。バランスの良い食事や十分な休養を取ることが大切です。(※1,2,3,5,10,11)

【Q&A】ゆずは肌にどんな効能がある?

A:しみやそばかすを抑えたり、肌の健康を保ったりします。

ゆずに多く含まれているビタミンCには、メラニン色素の沈着を抑制する作用があるため、しみやそばかすを抑えます。また、ゆずに含まれるヘスペリジンには、コラーゲンの合成を促すはたらきが報告されていますよ。(※3)

【Q&A】ゆずの皮に豊富な栄養の効能は?

A:ゆずの皮には、ビタミンCやヘスペリジンなどが多く含まれます。

ビタミンCには、細菌やウイルスと闘って体を守ったり、しみやそばかす抑えたりする作用があります。またヘスペリジンには、ビタミンCの吸収を上げたり、血流を促進したりするはたらきがありますよ。(※3)

ゆずの効能を活かす!おすすめレシピ5選

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