ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

おでんに合う献立のポイントを管理栄養士が解説

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おでんはだしのやさしい味なので、合わせるおかずには酸味を効かせたり、みそを使ったりすると献立にメリハリが出ます。また、温かいおでんには、冷たい和え物やサラダを合わせると献立全体のバランスがよくなりますよ。

なお、おでんは緑黄色野菜が少ないおかずなので、栄養バランスのよい献立にしたい方は青菜やかぼちゃ、にんじんなど濃い色の野菜を合わせましょう。主菜も野菜を使うものにすると、おでんに不足しがちな栄養が摂れますよ。(※1)

▼おでんの作り方は以下を参考にしてください

栄養バランス重視なおでんの献立

主菜「焼き肉サラダ」

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緑黄色野菜のミニトマトやパプリカを使う、彩りがきれいな焼き肉サラダです。牛もも肉に噛み応えがあるので、おでんだけでは満足できないという男性や食べ盛りの子供が喜ぶこと間違いなし。牛バラ肉や細切れの肉を利用しても構いません。また、玉ねぎやにんじんを追加してもおいしいですよ。(※1)

副菜「しめじとブロッコリーのおかかポン酢和え」

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ブロッコリーとしめじをレンジで加熱し、ポン酢しょうゆとかつお節で和えるだけで完成!おでんや主菜と並行して作れる、簡単な副菜です。緑黄色野菜のブロッコリーは緑色がきれいで、おでんに足りない栄養を補えるだけでなく、食卓を明るくしてくれます。(※1)

スピード勝負!20分以内で完成するおでんの献立

主菜「まぐろとねぎの旨だれサラダ」

おでんの献立をスピーディーに完成させたいときは、主菜に刺身を活用するのがおすすめ。緑黄色野菜の水菜と合わせてサラダのように仕立てることで、野菜をしっかり摂れます。長ねぎ入りの手作りドレッシングにはおろしにんにくやごま油が入り、旨味たっぷりです。(※1)

副菜「トマトときゅうりのめんつゆ和え」

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こちらの副菜はトマトときゅうりをカットし、調味料で和えるだけで完成します。火を使わなくて済むので、おでん作りでコンロが埋まってしまう……という方にもおすすめ。きゅうりの歯ごたえがよく、おでんの箸休めに最適です。

子どもにも人気。おかわり確定のおでん献立

主食「小松菜とわかめの混ぜごはん」

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おでんだけだと子どものご飯が進まない……という場合は主食を混ぜご飯にするのがおすすめ。小松菜とわかめを炒め、白ご飯に混ぜて作る簡単レシピです。小松菜は緑黄色野菜なので、おでんに不足しがちな栄養を補えます。(※1)

主菜「かぼちゃコロッケ」

こちらのレシピなら、子供に人気のかぼちゃコロッケを揚げずに作れます。甘いかぼちゃと豚ひき肉の旨味が絶妙で、子供がおかわりすること間違いなし!おでんに使うじゃがいもと被らないうえ、緑黄色野菜のかぼちゃは栄養たっぷりです。(※1)

副菜「キャベツとツナのサラダ」

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くせのないキャベツをベースにするサラダは、野菜が苦手な子供でも食べやすい副菜です。さらに子供が好みやすいツナやマヨネーズを加えることで箸が進みますよ。キャベツときゅうりの歯ごたえがよく、やわらかい食感のおでんと対照的で献立のバランスがよくなります。

炊き込みごはんで仕上げる!こだわりのおでん献立

主食「ひじきと枝豆の炊き込みご飯」

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ひじきや枝豆、ツナが入る旨味たっぷりの炊き込みご飯です。おでんと具材が被らないので献立のバランスがよくなり、飽きることなく食べられます。具材の準備を手早く済ませたい方は、冷凍のむき枝豆を使うのがおすすめ。

主菜「鮭のホイル焼き」

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鮭と野菜にみそだれを合わせ、アルミホイルで包んで蒸し焼きにするひと品。キャベツや玉ねぎ、にんじんなどとさまざまな野菜を摂れるメインおかずなので、おでんの日の野菜不足を解消できますよ。野菜はお好みでアレンジしてもOKです。

副菜「ほうれん草のおひたし」

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和食の定番のおひたしはおでんと相性のよい副菜です。ほうれん草ともやしをレンジで加熱するレシピなので、お湯を沸かす手間なく作れるのもうれしいポイント。主菜のホイル焼きを蒸す間に作ると、効率良く献立を完成させられます。

味付けは和風で。あっさり系で仕上げるおでんの献立

主菜「水菜と豚肉のポン酢炒め」

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豚こま肉と水菜を炒め、ポン酢しょうゆで味付けするさっぱりとした味わいの主菜です。緑黄色野菜の水菜を使うことで、献立の栄養バランスがよくなりますよ。水菜を炒めるとかさが減るので、生食するよりも量を摂りやすいのがメリットです。(※1)

副菜「いんげんとにんじんのごま和え」

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緑黄色野菜のさやいんげんとにんじんを使うごま和えは、おでんの献立に彩りと栄養をプラスするのに最適。野菜をレンジで加熱し、調味料で和えるだけなので簡単に作れます。主菜のポン酢炒めとは異なる甘めの味付けなので、献立の味のバランスを整えてくれますよ。(※1)

彩りきれいなおでんの献立を作ろう

おでんだけだと野菜不足が心配、もっと彩りをよくしたい……というときは、献立に緑黄色野菜を取り入れるのがおすすめです。時間がないときは、ブロッコリーやほうれん草などを使う和え物を添えるだけでもかまいません。ぜひ試してみてくださいね。
【参考文献】
(2025/08/11参照)
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