ライター : mau_naka

調理師 / 漢方コーディネーター / 発酵食品マイスター

とにかく楽ちん!フライパンで魚を焼くメリット

Photo by mau_naka

塩焼きにしたり、みそ漬けにして焼いたり……温かいごはんとの相性もよく、体も心もホッとする焼き魚。ですが、魚焼きグリルを使うと後片付けが面倒だと思う方が多いはず。実は、魚はフライパンでおいしく焼くことができるのです。

後片付けが簡単

魚焼きグリルの掃除って大変ですよね。受け皿や網、排気口も掃除する必要があります。そして、グリルの中は掃除しづらい。魚を焼くのにフライパンを使えば、いつものように丸洗いするだけで、あと片付けがとても簡単ですよ。

煙や臭いが少ない

魚焼きグリルで魚を焼くと、グリル内に残った魚の脂や、受け皿に落ちた脂に火が当たって、煙が出たり、臭いが充満したりしてしまいます。フライパンを使えば、脂に直接火が当たらないので、煙が出にくく、臭いも控えめです。

余分な脂を取り除くこともできる

どんな魚も、焼くと脂が出てきます。さんまやさば、まぐろは特にたくさん出るので、臭いが気になるという方も多いはず。フライパンで魚を焼くと、この脂を拭き取りながら焼くことができますよ。カロリーを気にする方にもおすすめです。

フライパンで魚を焼く方法

Photo by mau_naka

皮目はパリッと、おいしそうな焼き目もあって、身はふっくら。身崩れすることなく焼き上げるフライパンで魚を焼く方法をご紹介します。

材料

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  • 魚の切り身 ひと切れ
  • 適量
  • クッキングシート(アルミホイル) 適量
クッキングシートはフライパンで使用できるものを選んでください。家になければ、わざわざ買う必要はありません。アルミホイルでも代用可能です。

下ごしらえ

さわらの切り身に塩をふる様子

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焼く前に魚に塩をふって10分置きます。魚から水分が出るので、クッキングペーパーで拭き取りましょう。下味となるだけでなく、臭みが取れ、焼いて身が崩れるのを防げます。

作り方

1.フライパンにクッキングペーパーを敷く

フライパンにクッキングシートを敷いた様子

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熱したフライパンにクッキングペーパーを敷きます。火に直接当たらないよう、端を折って大きさを整えましょう。側面を折ると丸まってしまうのを防ぐこともできますよ。

2.魚の切り身を焼く

クッキングシートを敷いたフライパンで魚の切り身を焼く様子

Photo by mau_naka

盛り付け時に表になる側から焼いていきます。皮目があれば皮目から焼きましょう。火が通って切り身の縁が白っぽくなってきたらひっくり返します。火が通った魚は身崩れしやすいので、フライ返しを使うのがおすすめです。

3.中まで火を通す

クッキングシートを敷いたフライパンで焼いた魚の切り身をフライ返しでひっくり返す様子

Photo by mau_naka

中までしっかりと火を通します。皮目をもう一度焼いてパリッとさせ、両面に焼き色をつけたらでき上がりです。

おいしく仕上げるコツ

フタを活用

フタを活用してふっくらと焼き上げることができます。片面を焼いたあとひっくり返し、フタをして蒸し焼きに。最後はフタを外して、水分を飛ばすように両面に焼き目をつけましょう。

脂はよく拭き取る

Photo by mau_naka

パリッと焼き上げられるよう、フライパンで調理した焼き魚から出た脂はキッチンペーパーなどでこまめに拭き取ってください。

フライパンで楽チン♪ おすすめ焼き魚レシピ8選

1. 作り置きOK。さわらの西京焼き

Photo by macaroni

白みそを甘く味付けしたものに、さわらを漬け込む、さわらの西京焼き。ごはんにはもちろん、お酒にもよく合います。作り置きができるので、たくさん作っておくのが便利です。お弁当に詰めるにももってこいです。

2. 小麦粉でふっくら!ぶりの照り焼き

Photo by ササキマイコ

小麦粉をまぶして、ふっくらとしたぶりの照り焼きを作りましょう。シンプルながら、大人も子どもも大好きな甘辛の味わいで、ごはんが進むこと間違いなし。切り身であれば、ほぼ骨がないので、子どもが食べやすいのもうれしいですね。

3. 下味冷凍で作る。鮭のピリ辛みそ漬け

Photo by macaroni

生鮭にコチュジャンベースの下味をつけ、冷凍保存しておきます。あとは半解凍してからフライパンで焼くだけ。忙しいときに大助かりのメニューです。旨味の効いたピリ辛の味わいで、お酒にもよく合いますよ。

4. サクふわっ。塩さばのペペロンチーノ

Photo by おがわひろこ

塩さばをにんにくの効いたピリ辛オリーブオイルで焼く、洋風アレンジのレシピ。外はサクッと中はふわふわです。さばの特有の臭いが苦手だという方もきっと食べやすいはず。仕上げに粗挽き黒こしょうをふってもおいしいですよ。ぜひお試しください。

5. スパイシーな味わい。鮭のカレーピカタ

Photo by macaroni

生鮭に下味を付け、粉チーズとカレー粉を混ぜた衣を纏わせましょう。あとはフライパンにバターを落として焼くだけ。両面しっかりと焼くのがおいしく仕上げるポイントです。外はサクサクで、中はやわらかく仕上がります。スパイシーな香りと味わいで、ペロリと食べ進められますよ。

6. 香ばしくてまろやか。さばのごまマヨ焼き

白すりごまとマヨネーズの香ばしくてまろやかな組み合わせ。脂ののった旨味たっぷりのさばを漬け込んで焼き上げます。焼く際も漬けだれを絡ませながら焼くのがおすすめ。しっかりとした味わいながら、レモン果汁が入るのですっきりと、しつこさがありません。

7. 皮目パリッパリ。いわしのカリカリ焼きマスタード

いわしをまるごと使う栄養満点のレシピです。パリパリの皮目が香ばしく、マスタードの酸味がいいアクセントになるひと皿。ごはんだけでなく、バゲットを添えるのももってこいです。ワインのおつまみにもよく合いますよ。

8. たれを絡めて。あじの梅と大葉の照り焼き

梅干しの酸味と大葉のさわやかな香りを効かせる、さっぱりメニューです。フライパンであじを焼き、たれを絡ませて仕上げます。あじは片栗粉をつけることで、パリッと焼けますよ。盛り付けの際に、大葉を敷くのも彩りがよくおすすめです。

フライパン調理に適した魚やフライパンの材質は?

フライパン調理におすすめの魚

上手に焼けて、後片付けも簡単な、フライパンで魚を焼く方法。どんな魚でもフライパンで調理することができますよ。種類やレシピによっては下処理が必要なものもありますが、コツさえおさえればOK。切り身はもちろん開きなどの干物、さんま一尾をまるごとを焼くこともできますよ。

特にさわらやぶりはフライパンで焼くとふっくらと仕上がります。照り焼きやみそ漬け焼きも、たれをよく絡めながら焼けるのでフライパン調理が向いています。

フライパンはセラミック製がおすすめ

コツさえおさえればどんな魚でも焼けるフライパンでの調理ですが、よりおいしく上手に焼き魚を作るには、セラミック製のフライパンがおすすめです。

セラミック製のフライパンは耐熱温度が高く、また硬度も高いため長持ちしやすく丈夫。しかし、日々の食事に使うものですので、定期的に状態をチェックするのは忘れないよにしてくださいね。

フライパンでふっくらおいしい焼き魚を作ろう

フライパンを使用した魚の焼き方はとても簡単!切り身の魚は、基本的にどれもフライパンで焼くことができますよ。ご紹介したレシピは、どれも簡単に作ることができますので、忙しい方やあまり料理が得意ではないという人にもおすすめです。ご紹介した内容を参考に、ぜひ試してみてくださいね。

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