目次
小見出しも全て表示
閉じる
魚は臭いからさばきたくない
スーパーで売っているさばかれた魚もいいけど、魚を丸ごと市場や魚屋などで買ってきて、一から家でさばくと新鮮でおいしいですよね。
しかし家でさばくとなると、まな板や包丁はもちろんのこと、手や服、そして部屋に生臭さが残ってしまいます。後片付けも面倒なため、億劫になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
ですが、やっかいだと思っていた魚の生臭さも、実はちょっとしたコツを使えば簡単に取ることができるのです。
魚の臭いは肌になじみやすい
魚の生臭さを取る方法の前に、まず生臭さの原因は何なのでしょうか。
そもそもなんで臭いのか
魚の独特な生臭さは、トリメチルアミンと呼ばれる物質が発生するところにあります。このアミン臭と呼ばれる物質は、魚が死んだ後の成分を細菌が食べることで発生するので、生きている魚は臭くないんです。そのため新鮮な魚ほど臭いはなく、逆に鮮度が落ちれば落ちる程、臭いはきつくなっていきます。
手の凹凸に入り込む臭いの元
そんな生臭さの原因であるアミン臭は、手にとても馴染みやすい物質であるだけでなく、手のしわなどの溝に入り込んでしまいます。そうして手と一体化したアミン臭は、洗剤で擦り洗いするだけでは取り除くことが難しく、いつまでも臭いが消えないということになってしまうのです。
手が臭い!どうしたら?
石鹸で洗ってもなかなか取れないアミン臭。手についてしまった魚の生臭を、どうしたら取る事ができるのでしょうか。今回はそんな魚の臭いを簡単に取る事ができる方法をいくつかご紹介します。
柑橘系の皮で洗う
レモンやみかんなどの柑橘類に含まれるクエン酸は殺菌作用があり、手に付いた細菌を分解します。さらにもう一つ、柑橘類に含まれるリモネンという成分には消臭効果があるので、ダブルで魚の臭いを取ってくれるのです。
[手順]
1. 普通に石鹸で手を洗います。
2. タオルでしっかり水気をとり、手の平にレモンなどの柑橘系の果汁を少し垂らします。
柑橘系の皮を使う場合は、皮を押しつぶして出てきた汁を使います。
3. その汁を手の平や指の間、爪との間などによく擦り込みます。
4. 数秒置いて、水ですすぎ洗いし、タオルで水気を取ったら終わりです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
暮らしの人気ランキング