ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

もう迷わない!野菜の大量消費レシピを完全ガイド

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野菜の大量消費におすすめのレシピや大量消費する際のコツやポイントを野菜ソムリエが解説します。野菜をたっぷり使う料理は覚えておくと損はありません。野菜それぞれの特徴に合わせた調理方法を取り入れて、無駄なくおいしく使い切りましょう!

【キャベツ】大量消費レシピ&調理のポイント

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キャベツは生でも加熱してもおいしい野菜です。大量消費したいときは、加熱調理がイチオシです。サラダだと食べにくいという方も電子レンジで加熱したりゆでたり炒めたりすれば、かさが減ってたくさん食べられますよ。またスープや煮込み料理にすると、クタクタにやわらかくなり甘味が増して絶品。煮汁ごとキャベツのおいしさを堪能できます。生で食べる場合は、塩もみや湯通しすると食べやすいですよ。

大量消費のポイントまとめ

  1. 加熱するとかさが減って大量消費しやすい
  2. スープや煮込み料理にすると甘味が増して汁ごとキャベツのおいしさを楽しめる
  3. 生食するときは塩もみや湯通しすると食べやすくなる
キャベツの大量消費レシピはこちら▼

【玉ねぎ】大量消費レシピ&調理のポイント

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玉ねぎはさまざまな調理法で楽しめる野菜。玉ねぎは加熱調理することで辛味成分が弱まり甘味が立つのが特徴なので、ぜひ加熱調理してみてください。サラダや和え物なら電子レンジで加熱するとかさも辛味も和らぎたっぷり食べられます。じっくり焼いたり衣をつけて揚げたりすれば、トロッとやわらかく甘くなりお子さんも喜んでくれますよ。まるごとスープや煮物にするとボリューム満点。大玉1個でもペロリです。玉ねぎだけ調理しても十分ご馳走になるのも魅力ですね。

大量消費のポイントまとめ

  1. 加熱調理すると甘味が立っておいしく食べられる
  2. サラダや和え物にするなら電子レンジで加熱するとかさが減り辛味が和らぐ
  3. じっくり焼いたり揚げ物にしたりするとトロッとやわらかくなりお子さんもたっぷり食べられる
  4. まるごと煮込んだりスープにしたりするとボリューム満点で見栄えもよい
玉ねぎの大量消費レシピはこちら▼

【にんじん】大量消費レシピ&調理のポイント

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にんじんは切り方や調理法を変えてあらゆる料理に使えます。千切りにしてサラダや和え物、乱切りにして煮物、薄切りにして炒め物、すりおろしてドレッシングやカレーなど多岐に渡っていますよ。生では硬いので塩もみすると味馴染みがよくなります。加熱すると甘味が増して、にんじん臭さも気にならなくなりますよ。赤色で彩りもきれいなので、作り置きにしてお弁当に入れてもよいですね。

大量消費のポイントまとめ

  1. 千切りにしてサラダや和え物、乱切りにして煮物、薄切りにして炒め物、すりおろしてドレッシングやカレーなどさまざまな調理法で活用できる
  2. 加熱すると特有のにおいが和らいで食べやすくなる
  3. 生では硬いので塩もみして味馴染みをよくする
にんじんの大量消費レシピはこちら▼

【じゃがいも】大量消費レシピ&調理のポイント

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じゃがいもは炒める、焼く、煮る、蒸す、揚げるなどどのように調理してもおいしく大量消費できます。じゃがいも単品でもほかの食材を混ぜてもよく、とても使いやすいです。肉じゃがやポテトサラダ、ハッシュドポテト、フライドポテト、カレーなどおつまみからおかず、ごはんものまで作れて、和洋問わず夕飯の献立に組み込みやすいのも魅力。潰してコロッケやポテトサラダ、ポタージュなどにすると大量消費しやすいです。

大量消費のポイントまとめ

  1. 焼く、煮る、蒸す、揚げるなどどのように調理してもおいしく大量消費できる
  2. 潰してコロッケやポテトサラダ、ポタージュなどにすると大量消費しやすい
じゃがいもの大量消費レシピはこちら▼

【トマト・ミニトマト】大量消費レシピ&調理のポイント

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トマトミニトマトをたくさん使いたいときは、生食よりも加熱調理して炒め物や煮込み料理、スープなどにしましょう。カレーやパスタソースなどにすれば、大量消費できて作り置きも可能です。生ではなかなかたっぷり食べられませんが、ミニトマトならコンポートにしたりマリネにしたりすると、保存がきいてデザート感覚で楽しめますよ。

大量消費のポイントまとめ

  1. 生食よりも加熱調理して炒め物や煮込み料理、スープなどにする
  2. カレーやパスタソースにすると大量消費、かつ作り置き可能
  3. ミニトマトならコンポートにしたりマリネにしたりすると、保存がきいてデザート感覚で楽しめる
トマト・ミニトマトの大量消費レシピはこちら▼

【レタス】大量消費レシピ&調理のポイント

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レタスはみずみずしくサラダの主役として楽しむのが定番。生ではなかなかひと玉食べ切るのは大変ですが、ゆでたり炒めたりするとしんなりしてかさが減りたっぷり食べられます。炒め物、鍋、スープなども絶品ですよ。レタスを生で食べたいときは、油との相性が抜群なので、マヨネーズやドレッシングと和えて味を馴染ませるともりもり食べられます。

大量消費のポイントまとめ

  1. ゆでたり炒めたりすると、しんなりしてかさが減りたっぷり食べられる
  2. 炒め物、鍋、スープなどにすると大量消費しやすい
  3. 生で食べたいときは、油との相性が抜群なので、マヨネーズやドレッシングと和えて味を馴染ませる
レタスの大量消費レシピはこちら▼

【なす】大量消費レシピ&調理のポイント

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なすは90%が水分。油との相性が抜群なので、焼いたり炒めたり揚げたりしたりするのがおすすめです。口当たりがよく、とろ〜っとやわらかくなってお子さんから年配の方まで幅広い世代に喜ばれますよ。なすは塩もみしたり加熱調理したりすると小さくなってたっぷり消費できます。漬物やおひたしにしたり油で焼いて漬け汁に漬け込んだりすると作り置きも可能ですよ。

大量消費のポイントまとめ

  1. なすは塩もみしたり加熱調理したりすると小さくなり大量消費可能
  2. 漬物やマリネ、おひたしなどにして作り置きもできる
なすの大量消費レシピはこちら▼

【きゅうり】大量消費レシピ&調理のポイント

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サラダや酢の物など生で食べることが多いきゅうり。実は、炒めたり煮たりしても違う食感が楽しめます。きゅうりも95%が水分で味わいが淡白です。火を通してしっかり味付けすると大量消費しやすいですよ。生で食べる場合は、塩もみして和え物やサラダにしたりピクルスや漬物にしたりするとたくさん使えます。きゅうりは生では傷みやすいため、作り置きにして無駄にしないようにしましょう。

大量消費のポイントまとめ

  1. 炒めたり煮たり加熱して、しっかり味付けすると大量消費しやすい
  2. 生で食べる場合は、塩もみして和え物やサラダにしたりピクルスや漬物にしたりするとたくさん消費できる
きゅうりの大量消費レシピはこちら▼

【白菜】大量消費レシピ&調理のポイント

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白菜はさまざまな調理法で楽しめる野菜です。大量消費には鍋や炒め物、漬物などにすることが多いですが、サラダや和え物にするのが特におすすめ。生食する場合は、塩もみするとかさが減りたっぷり消費できます。ツナ缶や鶏むね肉、ちくわなどと合わせると旨味がアップして味が馴染みますよ。加熱調理するなら、グラタンやクリーム煮など洋風に味付けするといつもと違う味わいで楽しめます。

大量消費のポイントまとめ

  1. 大量消費には、鍋や炒め物、漬物にするのが定番
  2. 塩もみしてサラダや和え物にするとかさが減る
  3. 加熱調理するなら、グラタンやクリーム煮など洋風に味付けするといつもと違う味わいで楽しめる
白菜の大量消費レシピはこちら▼

【ほうれん草】大量消費レシピ&調理のポイント

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ほうれん草は鮮度が命です。葉先から水分が蒸発してしおれやすいため、なるべく早くゆでて水にさらしてあく抜きをするようにしましょう。おひたしや和え物にしてもおいしいですが、ツナマヨ和えやグラタン、バターソテーなど洋風テイストにすると箸が進みやすいですよ。また、すりつぶしてカレーやポタージュにすると簡単に大量消費できます。クッキーやマフィンに混ぜ込んでもGOOD。

大量消費のポイントまとめ

  1. ツナマヨ和えやグラタン、バターソテーなど洋風テイストにすると箸が進みやすい
  2. すりつぶしてカレーやポタージュにしたりクッキーやマフィンに混ぜ込んだりすると大量消費できる
ほうれん草の大量消費レシピはこちら▼

いろんな野菜を一度に消費したいときは?

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いろいろな野菜を一度に消費したいときは、カレーポトフおでんスープ野菜炒め漬物などにするのがおすすめです。ポトフやおでん、スープのような煮込み料理にするときは、大きく切って煮込むことで見栄えよく仕上げると献立の主役になります。

カレーならごろごろと野菜たっぷりに仕上げたり、野菜を煮込んで野菜の旨味をギュッと凝縮させたりといろいろなアレンジも可能。野菜炒めにするときは、野菜のサイズを合わせてカットすると食感のバランスがよく仕上がりますよ。漬物やピクルスにすると保存がきくうえ箸休めにぴったりのひと品に。好み合わせてさまざまなレシピを取り入れてみてください。

一度にたくさんの野菜を消費できる料理

  1. カレーやポトフ、おでん、ロールキャベツなどの煮込み料理
  2. 野菜炒め
  3. スープや汁物、鍋物
  4. 漬物やピクルス

野菜を無駄なく使い切る大量消費レシピを活用しよう

野菜を無駄なく大量消費するコツは、基本的に生食より加熱して食べること。また作り置きをして常備菜にすると、あとひと品ほしいときやお弁当のおかずなどに活用できます。生で食べる場合は、野菜は塩もみして水分を抜いてかさを減らすとたっぷり消費できますよ。野菜を購入しても余らせて無駄にしてはもったいないですよね。野菜それぞれの調理のコツを参考に、しっかり使い切りましょう!

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