ライター : きたやまあさみ

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がめ煮とは?

Photo by きたやまあさみ

がめ煮とは、福岡発祥の郷土料理のこと。「よせ集める」を意味する博多の方言「がめくりこむ」が名前の由来だといわれています。
※諸説あり

全国に広めるべく、学校給食で「筑前煮」として出されたことをきっかけに、名前が2つに分かれました。

筑前煮に比べてがめ煮は具材が大きく、骨つき肉が使われることも。鶏もも肉を油で炒めるのが筑前煮、炒めないのががめ煮、といった具合に使われる食材や作り方に微妙な違いがあるようです。

だしの旨味がしみしみ。がめ煮

Photo by きたやまあさみ

調理時間:25分

鶏もも肉にれんこん、にんじん、ごぼう、里芋などバラエティ豊かな根菜を加える「がめ煮」です。市販の顆粒だしの素を使い、お手軽においしく。干ししいたけの煮汁との合わせ使いで、短時間でも味のよくしみたひと品に仕上げます。

材料(2~3人分)

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・鶏もも肉……300g
・にんじん……1/2本(100g)
・ごぼう……1/2本(75g)
・れんこん……1節(180g)
・里芋……4~5個
・こんにゃく……1/2枚
a. 干ししいたけ……5枚
a. 酒……大さじ2杯
a. しょうゆ……大さじ4杯
a. みりん……大さじ1杯
a. 顆粒だしの素……小さじ1杯
・水……200cc
・絹さや……適量

おいしく仕上げるためのコツ

がめ煮は工程がシンプルな分、下ごしらえを丁寧におこなうことがおいしさの秘訣です。

里芋は塩もみしてからしっかりとゆで、ぬめりを洗い落として食べやすく。れんこんとごぼうは、切ったらすぐに酢水に浸けておくと、変色を防げます。

作り方

Photo by きたやまあさみ

1. 鶏もも肉は大きめのひと口大に、れんこん、にんじんは皮をむいて乱切りに、ごぼうは皮をこそいで斜め切りにします。里芋は皮をむいて大きいものは半分に切りましょう。こんにゃくはスプーンで食べやすい大きさにちぎります。

2. ボウルに水1リットルと酢小さじ1杯(分量外)を入れてよく混ぜ、れんこんとごぼうを浸けます。

3. 干ししいたけを水で戻します。5~7分ほどたったら、しいたけを取り出して半分に切りましょう。

4. 里芋を塩でもみ洗いし、たっぷりのお湯で下ゆでします。ひと煮立ちしたらざるに上げ、水でぬめりを洗い落としましょう。

Photo by きたやまあさみ

5. フライパンで油大さじ1杯(分量外)を熱し、鶏もも肉を炒めます。鶏もも肉の色が変わったら、にんじん、水気を切ったごぼうとれんこん、里芋、こんにゃくを加え、さっと炒めます。

6. 具材全体に油が回ったら、aの調味料と干ししいたけの戻し汁、干ししいたけを加えます。

7. ふたをして、中火で10~15分煮ます。にんじんに竹串を刺してみて、すっと通ればOKです。

8. 器に盛りつけ、さっとゆでて斜め切りにした絹さやを飾ったら完成です。

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