肌の健康を保つ

黒豆には、アントシアニンやビタミンEといった抗酸化物質が含まれています。これらの物質には、しわやシミの原因となる「活性酸素」のはたらきを抑える作用があります。

ビタミンEが不足すると抗酸化力が低下し、肌を刺激から守りにくくなるおそれが。肌の健康を保ちたい方は、ビタミンEをはじめとした抗酸化物質を意識して摂りましょう。(※2,12,13)

肝臓の健康維持に役立つ

沈黙の臓器と呼ばれる肝臓。お酒を飲む習慣がある方は特に肝臓の健康状態が気になるのではないでしょうか。

黒豆に含まれるポリフェノールは、肝臓でのアルコール代謝を助けるはたらきがあり、二日酔いを引き起こすアセトアルデヒドの代謝に役立ちます。

また、黒い皮に含まれるアントシアニンには、肝臓への異常な脂肪の蓄積を抑制する作用があると動物実験で確認されていますよ。(※14,15)

黒豆茶はダイエットに役立つ?

黒豆茶に含まれる栄養素の作用がダイエットにつながる可能性があります。ナトリウム(塩分)を排出する作用がある「カリウム」が含まれており、むくみが気になる方におすすめです。また、「大豆サポニン」や「ビタミンB群」は、脂質の代謝を促してくれます。

ただし、黒豆茶を飲むだけで体重が減るとはいえません。ダイエットを成功させるには、食生活を見直したり、適度な運動を習慣的におこなったりすることが大切ですよ。(※1,3,4,6,16)

黒豆茶はどんな人が飲むべき?

黒豆茶には血流を促す作用があるため、手足が冷えやすい方におすすめです。黒豆には鉄が豊富に含まれているので、鉄不足が原因の冷えも対策できますよ。温かい黒豆茶は、身体を温めてくれるため冷えが気になる方にぴったりです。

また、黒豆茶は「アントシアニン」を効率よく摂れるのがうれしいポイント。目の細胞の血流を促すため、疲れ目対策に役立ちます。デスクワークが多い方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。(※1,9,17,18)

黒豆茶の副作用やデメリットについて

黒豆には、女性ホルモンに似た作用がある「イソフラボン」が含まれており、多量に摂ると女性ホルモンのバランスが崩れるおそれがあります。イソフラボンのサプリメントや健康食品を摂っている場合は、黒豆茶を飲み過ぎないようにしましょう。

また、黒豆は大豆の一種なので、大豆アレルギーの方は注意が必要です。皮膚や口にかゆみを感じるおそれがあるため、飲む前にかかりつけの医師に相談してください。(※1,19,20)

黒豆茶の作り方

気軽に飲みたい場合は、炒り黒豆を使うのがおすすめ。湯飲みに5粒ほど入れ、熱湯を注ぎ、約3分経つと完成です。

乾燥した黒豆を熱湯で煮だして作ることも可能。鍋に黒豆と水を入れ、ひと晩漬けておきましょう。そのまま火にかけて、粗熱をとったらできあがり。黒豆茶を一度にたっぷり作れるので、作り置きしたい方にぴったりです。

もちろん、煮出した黒豆は食べられますよ。そのままでも料理にアレンジしてもいいですね。
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