正常な味覚を保つ「亜鉛」

豚肉に含まれる亜鉛が不足すると味覚障害が引き起こされるといわれています。最近では特に若い女性のダイエットで極端に少ない食事を続けていたり、偏った食事のせいで亜鉛不足による味覚障害が心配されています。

無理な食事制限をしているとかえって体を壊してしまう可能性があるので、いろいろな食品をまんべんなく食べるようにしましょう。(※4,9)

【Q&A】豚肉のカロリーや糖質は高い?

種類カロリー糖質量
豚バラ肉398kcal0g
豚ロース肉275kcal0.2g
豚もも肉211kcal0.2g
豚ヒレ肉105kcal0.1g
(※4)
A:100gあたりで比較すると脂身の多い豚バラ肉のカロリーが高く、脂身の少ないヒレ肉はカロリーが低いです。豚バラ肉は少量でもうまみがありコクが出るので、カロリーが気になる場合は豚汁や炒め物に少量使うのがおすすめ。

また、豚肉には糖質がほとんど含まれていません。豚肉のどの部位も糖質量はほぼ変わらないのが分かります。ダイエット中に豚肉を食べる場合は、糖質量よりもカロリーを気にしたほうがよいでしょう。

【Q&A】豚肉の栄養素は夏バテにきくって本当?

A:夏バテには豚肉が良いといわれているのは、ビタミンB1が多く含まれているためです。

夏はさっぱりとしたそうめんやそばなど糖質が多い食事に偏りやすく、ビタミンB1が不足してだるさや疲労感につながるおそれが。対策として、糖質の代謝に関わるビタミンB1をしっかり摂ることが大切です。

食欲がないときには、食欲増進につながる酸味を豚肉に組み合わせるのがおすすめですよ。(※5,10)

【Q&A】豚肉の栄養を効果的に摂取する食べ方は?

A:豚肉に含まれるビタミンB1を効率よく摂るには、ビタミンB1の吸収を助けてくれるアリシンを含む食材を合わせるのがおすすめです。アリシンは香りの強い野菜であるにんにくやにら、玉ねぎなどに多く含まれています。

アリシンは細胞を壊すことで発生するので、にんにくや玉ねぎをきざんだり潰したりして豚肉と一緒に調理しましょう。また、油で調理するとアリシンが壊れにくくなると言われています。(※4,11)

栄養の吸収率を上げる豚肉アレンジレシピ5選

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