目次
豚肉に含まれるビタミンとその効果は?
ビタミン
- 糖質の代謝に関わる「ビタミンB1」
- 脂質代謝をサポート「ビタミンB2」
- たんぱく質代謝に関わる「ビタミンB6」
- 貧血対策に関わる「ビタミンB12」
糖質の代謝に関わる「ビタミンB1」
豚肉には、ビタミンのなかでも特にビタミンB1が豊富。牛肩肉100gあたりのビタミンB1は0.08mgであるのに対し、豚肩肉100gあたりでは0.66mgと、約8倍の含有量です。
ビタミンB1はエネルギー代謝を助ける補酵素としてはたらきます。糖質をエネルギーに変える際に必要で、糖質やアルコールを多く摂る人や、激しい運動をおこなう人は意識して摂りたいビタミンです。(※1,2)
ビタミンB1はエネルギー代謝を助ける補酵素としてはたらきます。糖質をエネルギーに変える際に必要で、糖質やアルコールを多く摂る人や、激しい運動をおこなう人は意識して摂りたいビタミンです。(※1,2)
脂質代謝をサポート「ビタミンB2」
ビタミンB2はエネルギー産生にかかわり、特に脂質をエネルギーを変えるのを助けるビタミンです。豚肉の部位のなかでは、肝臓(レバー)に多く含まれています。
脂質の代謝を助けるため、ダイエット中にも不足しないよう摂りたい栄養素。皮膚や髪などの細胞の再生にもかかわり、「発育のビタミン」とも呼ばれています。(※1,3)
脂質の代謝を助けるため、ダイエット中にも不足しないよう摂りたい栄養素。皮膚や髪などの細胞の再生にもかかわり、「発育のビタミン」とも呼ばれています。(※1,3)
たんぱく質代謝に関わる「ビタミンB6」
ビタミンB6はたんぱく質のもととなるアミノ酸の代謝にかかわるビタミン。食事から摂ったたんぱく質を分解・再合成する過程ではたらき、健康な皮膚や髪を作ることにつながります。
また、ビタミンB6にはコラーゲン生成を促す作用があり、ビタミンB2、たんぱく質とともに摂ることで肌のターンオーバーを促進するはたらきが期待できますよ。いずれも豚肉に多く含まれている栄養素です。(※1,3,4)
また、ビタミンB6にはコラーゲン生成を促す作用があり、ビタミンB2、たんぱく質とともに摂ることで肌のターンオーバーを促進するはたらきが期待できますよ。いずれも豚肉に多く含まれている栄養素です。(※1,3,4)
貧血対策に関わる「ビタミンB12」
ビタミンB12は、肉や魚など動物性食品に多く含まれ、腸内細菌によっても合成されるビタミンです。豚肉の部位では肝臓(レバー)に豊富で、たんぱく質の合成やアミノ酸・脂肪酸の代謝にかかわっています。
また、ビタミンB12は赤血球の成熟に関与しており、葉酸とともに正常な赤血球をつくるはたらきが。そのため、不足すると貧血につながるおそれがあります。(※5)
また、ビタミンB12は赤血球の成熟に関与しており、葉酸とともに正常な赤血球をつくるはたらきが。そのため、不足すると貧血につながるおそれがあります。(※5)
豚肉の部位でビタミンB群が多いのは?
ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンB6 | ビタミンB12 | |
---|---|---|---|---|
ロース | 0.69mg | 0.15mg | 0.32mg | 0.3μg |
肩ロース | 0.63mg | 0.23mg | 0.28mg | 0.5μg |
肩 | 0.66mg | 0.23mg | 0.32mg | 0.4μg |
ヒレ | 1.32mg | 0.25mg | 0.54mg | 0.5μg |
バラ | 0.51mg | 0.13mg | 0.22mg | 0.5μg |
もも | 0.90mg | 0.21mg | 0.31mg | 0.3μg |
(※いずれも100gあたりの栄養価です。)
豚肉の部位で比べると、それぞれのビタミンB群をもっとも多く含むのは「豚ヒレ肉」です。特にビタミンB1は、豚バラ肉や豚肩肉の2倍以上含まれています。
効率よくビタミンB群を摂りたいときは、豚ヒレ肉を選ぶとよいでしょう。また、豚ヒレ肉は、ほかの部位と比べてカロリーや脂質が少ないのが特徴です。
効率よくビタミンB群を摂りたいときは、豚ヒレ肉を選ぶとよいでしょう。また、豚ヒレ肉は、ほかの部位と比べてカロリーや脂質が少ないのが特徴です。
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