ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

目次

小見出しも全て表示 閉じる 開閉

バーベキューにはどんな野菜が合う?

バーベキューの野菜選びのポイント

  1. 下ごしらえが簡単……アスパラガスやなすなど
  2. 火の通りが早い……キャベツやピーマンなど
  3. 火の通りがゆっくり……かぼちゃやじゃがいもなど
  4. 旬の野菜……たけのこ、とうもろこしや枝豆、ぎんなんやきのこなど
バーベキューに持っていく野菜を選ぶなら、丸ごと焼けるものや下処理が簡単なものがおすすめ。前日や当日、おうちで面倒な下ごしらえをするのは大変です。荷物が多くなりがちなバーベキューの準備は、簡単なのが一番ですよね。

バーベキューでは、肉と野菜をバランスよく食べたいので、すぐに焼ける野菜と火が通るのに時間がかかる野菜の両方を準備しましょう。焼けるまで時間がかかる野菜ばかりだと、肉だけ先に食べてしまいがち。バランスよく準備することで、最初から最後まで肉と野菜を楽しむことができます。

また、旬の野菜があると季節の味を堪能できます。春はたけのこ、夏はとうもろこしや枝豆、秋冬はぎんなんやきのこなどを用意すると盛り上がりますよ。この記事では、野菜ソムリエがバーベキューにぴったりの野菜や調理法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

丸ごと焼くだけでOK!おすすめ野菜11選

1. 食べ方さまざま。アスパラガス

シャキシャキ食感とみずみずしさがおいしいアスパラガス。下処理は、硬い下半分をピーラーでむくだけでOKです。切らずにダイナミックに焼いていただきましょう。

そのまま焼き網にのせて焼いてもいいですが、表面にオリーブオイルを塗ってから塩こしょうをふると旨味が増します。長いままのアスパラガスにベーコンをくるくる巻いて焼くと、お子さんも大喜びのひと品になりますよ。

2. 皮ごと焼いて。たけのこ

バーベキューをするなら、たけのこを焼いてみませんか。たけのこは、鮮度が大切。産直で掘り立てを購入するのがおすすめです。小ぶりのたけのこを選んでくださいね。

表面の泥を洗い流して先を少し切ったら、そのまま炭の中に入れて皮ごと焼きます。皮が真っ黒になる頃ができあがりの目安。たけのこがやわらかくなっているか竹串を刺して確認しましょう。焼きたてを縦半分にカットして、しょうゆを落とします。熱々を頬張ればアウトドアならではの味を堪能できますよ♪

3. ホクホクおいしい。そら豆

そら豆は、バーベキューで丸ごと焼いて欲しい食材。さやごと焼き網にのせ、皮が黒焦げになるくらい焼いたら完成です。軍手をしてから皮をむき、焼きたてをいただきましょう。ホクホクして旨味たっぷり。そのままでも十分おいしいですが、塩を付けてもいいですよ。

4. 彩りが豊かに。ピーマン・パプリカ

スーパーで通年手に入る野菜は、バーベキューにぴったり。色鮮やかなピーマンやパプリカは、カットせずに丸ごと焼いてみましょう。洗ってから持っていけば、焼き網にのせるだけ。お子さんに手伝ってもらってもいいですね。

表面をトングや菜箸で触ってみてやわらかくなっていればOK。ピーマンは加熱することで独特の苦味や匂いがやわらぎ、種やワタもおいしく食べられますよ。

5. 濃厚な甘味。とうもろこし

甘味の強いとうもろこしは、お子さんから大人まで大人気の野菜。バーベキューで食べるなら、ぜひ皮ごと丸焼きにしましょう。皮のままのとうもろこしは、ざっと水で濡らしてから焼き網にのせます。

全体に火が通るように時々向きを変えて、皮が黒くなったらできあがり。皮ごと焼くことで蒸し焼きのようになり、甘味が増しふっくらジューシーに仕上がります。皮をむいて焼く場合は、あらかじめゆでておくといいですよ。

編集部のおすすめ