
ライター : KIBO LABO キボー ラボ
調理師 / フードコーディネーター
山口県山口市出身。東京での雑誌記者を経て、ライターをしています。大学・病院案内、行政の観光情報などの固いものから、グルメ・美容まで幅広いジャンルを執筆。イタリア料理とスペイ…もっとみる
長野が誇る名物「おやき」とは
信州のほうで仏事があるときに食べられている「おやき」は、昔から家庭で作られていた郷土食です。おやつにも食事にもなり、あんに入れる野菜を工夫すると、バランスよく栄養を摂ることができます。
長野県では昔から農作業の合間や家事休みに、囲炉裏の灰の中に入れて焼き、食べられていました。生地は主に小麦粉で作られていますが、そば粉や米粉を入れて作るおやきもあります。そのほか、焼きまんじゅうや、蒸しまんじゅうと呼んでいる地域もあるようです。
まずは定番!野沢菜のおやきレシピ
フライパンひとつで簡単にできる、野沢菜とひき肉あんのおやきです。
強力粉と薄力粉で生地を作ったら、香ばしくごま油で炒めたひき肉と野沢菜のあんを入れて包みます。野沢菜は塩気があるので、必ず塩抜きをして使いましょう。包み終えたら、フライパンで蒸し焼きしながら、焼き目をつけてできあがりです。
皮生地の作り方
主におやきの皮の生地は、小麦粉を水で柔らかくして練って作ります。強力粉やベーキングパウダーを混ぜると、皮がのびてあんを包みやすくなります。
小麦アレルギーの方は、米粉やそば粉を代用しても◎ もちもちっとした生地にしたいときは、ご飯を潰してから皮を作ることもでき、離乳食として作っている方もいるようです。
具材の包み方
お好みの大きさにした皮生地の真ん中にあんをのせ、周りの生地をひだを寄せながら包むと、あんをこぼさずに作れます。あんが出ないように口をしっかりと閉じたら、平たくつぶしてください。フライパンで焼くときは、閉じ口を下にして焼いていきましょう。
焼き方によって食感が違う!
おやきの焼き方は、餃子の調理方法によく似ています。どんな食感にしたいかで調理方法を変えると、いろいろなおやきを作ることができますよ。
カリカリほくほくなら「揚げ焼き」、もちもちなら「焼き蒸かし」、ふっくらなら「蒸かし」。あなたの好みにあった焼き方をチョイスしてみてくださいね。生地に練り込んだ具や中のあんによって、焼き方にしてみてもよさそうですね!
【定番】おやきの人気レシピ5選
1. じゃがいもおやき
じゃがいもをレンチンして柔らかくしたら、片栗粉と一緒に生地に練り込んで作ると、もちもち食感のおやきができます。中のあんには明太子とチーズなど、じゃがいもと相性のよい具材を入れても美味しそうですね!