ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

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強力粉の特徴と料理に使用する際のポイント

Photo by macaroni 料理家 えも

強力粉の特徴は粘りと弾力性

強力粉とは、グルテンの量が多いのが特徴で、水でこねると粘りや弾力性が出ます。主にパンやピザ、餃子の皮などを作るのに適していますよ。いっぽうで薄力粉は、グルテンの量が少なく粘りが弱いのが特徴。水でこねるとやわらかくべたっとした状態になります。

そのため、薄力粉はふんわりとして軽い食感のケーキやクッキー、天ぷらなどに向いていますよ。強力粉と薄力粉の主な違いはこのグルテンの量。弾力性が必要な場合は強力粉、ふわっと軽い食感が必要な場合は薄力粉を選ぶとよいです。

薄力粉の代わりに使用できる?

強力粉は、薄力粉の代用としても使用できます。上記のようにグルテンの量が違うため、仕上がりの見た目や食感に違いが出ることや使用時に注意が必要であることを頭に入れておきましょう。

特にスポンジケーキのようなふんわり軽い仕上がりのお菓子にはおすすめしません。膨らみが悪くパサパサになってしまいますよ。薄力粉を強力粉で代用する際はそのままの分量ではなく、水分量や配合などを工夫するのが必要。適したレシピを選ぶようにしましょう。

強力粉を使う【お菓子・おやつ】レシピ8選

1. サクふわ。シンプルスコーン

強力粉や小麦粉、ベーキングパウダーなどシンプルな材料で作るスコーンのレシピです。縦によく膨らみ、サクサク&ふわふわの食感がやみつきになりますよ。メープルシロップやジャムなどをつけて、ティータイムのお供にいかがでしょう。

2. プチギフトに。バナナスコーン

バナナの甘~い香りと風味が魅力のスコーンは、お友達へのプチギフトに最適。強力粉よりも薄力粉を多めに入れるため、ほどよい硬さに焼き上がります。完熟バナナを使うと、より甘味が増しておいしさアップ。チョコチップをプラスするのもよいですね。

3. 噛み応えあり。強力粉クッキー

ハード系クッキーがお好みの方に試してほしいレシピです。一般的には薄力粉で作ることが多いですが、強力粉で作るとザクザクと噛み応えのよいクッキーに。少ない材料で作れるのもうれしいポイントです。はちみつやバニラエッセンスなどを加えれば、さまざまなアレンジを楽しめますよ。
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