
ライター : Uli
パンシェルジュ / フードコーディネーター
ハワイ大学留学後、旅行会社に就職。国内外の食文化に魅力を感じ、現在はレシピ系記事をメインにライターをしています。お手軽料理から、パン・スイーツまで、さまざまなレシピを発信中…もっとみる
全粒粉とは
全粒粉の特徴と種類
全粒粉とは、表皮(ふすま)や胚芽をまるごと粉にしたものです。胚乳だけを粉にした白い小麦粉よりも、食物繊維・ミネラル・ビタミンが豊富で、素朴な小麦の香りと食感が魅力です。
極細挽きや粗挽き、香り高い石臼挽きなど、全粒粉にも種類がたくさんあり、それぞれに食感や風味の特徴があります。
パン作りに使用するには
全粒粉でパンを焼くと、膨らみにくく重いパン生地になります。そのため、食べやすい全粒粉パンを焼くときは、小麦粉の10%から30%を全粒粉に置き換えるのがおすすめです。30%までの配合であれば、どの種類の全粒粉を使用してもおいしく仕上がるでしょう。
全粒粉で作るパンの基本レシピ
全粒粉の香りを楽しむことのできる、シンプルな全粒粉パンを作っていきましょう。全粒粉の香りが引き立つよう、最小限のバターと水で生地を仕込みます。成形もハサミで切り込みを入れるだけなので、パン作りを頻繁にしない方も、ご家庭にある道具だけで作ることができますよ。
材料(8個分)
・強力粉……150g
・全粒粉……50g
・砂糖……10g
・塩……3g
・ドライイースト……3g
・バター……10g
・水……130g
※水は、計量カップの目盛りではなく、スケールできちんと重さを計ってください。パン作りでは、基本的にすべて重さ(g)で材料を計量します。
作り方
1. 水をぬるま湯程度にあたためる
水を30℃から35℃のぬるま湯程度にあたためます。500Wのレンジで10秒から20秒ほど加熱します。触ってみて、体温とおなじくらいならOKです。室温が高い夏場は、常温の水を使います。