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強力粉とは?薄力粉や中力粉とどう違う?
小麦粉には薄力粉・中力粉・強力粉の3つの種類があります。強力粉といえばパン作りに使うイメージですが、ほかの2種とはどう違うのか確認しましょう。
強力粉の特徴
強力粉の原料は、おもにアメリカやカナダから輸入されている硬質小麦。殻粒が硬く、断面が半透明のガラスのようになっていることから、硝子(しょうし)質小麦とも呼ばれています。また、パンに最適という意味で、パンコムギという別名もあります。
硬質小麦を製粉した強力粉の特徴は、タンパク質とグルテンが多いこと。タンパク質を約11~13%含んでいるため、水で練ると粘り気が出、強い弾力が生まれます。
パンやピザの皮、パスタ、中華麺、餃子の皮などに用いられるほか、クッキーやケーキなどのお菓子作りに少量加えることもあります。サラサラした手触りで、打ち粉にも適しています。
硬質小麦を製粉した強力粉の特徴は、タンパク質とグルテンが多いこと。タンパク質を約11~13%含んでいるため、水で練ると粘り気が出、強い弾力が生まれます。
パンやピザの皮、パスタ、中華麺、餃子の皮などに用いられるほか、クッキーやケーキなどのお菓子作りに少量加えることもあります。サラサラした手触りで、打ち粉にも適しています。
薄力粉との違い
薄力粉の原料は、やわらかく砕けやすい軟質小麦です。タンパク質の割合が約11~13%という硬質小麦に比べて、軟質小麦がもつタンパク質は約6~9%。製粉した薄力粉は粘度が弱いため、ふんわりやわらかいケーキや、サクサク食感のクッキーなどに最適です。天ぷら粉としても用いられます。
粒が細かくダマになりやすいので、ほかの材料と混ぜる前にふるいにかけ、サラサラの状態にします。
ちなみに、うどんなどに用いいられることが多い中力粉の原料は、タンパク質を9~11%含む中間質小麦と軟質小麦。文字通り、粘りや弾力も強力粉と薄力粉の中間くらいです。(※1)
粒が細かくダマになりやすいので、ほかの材料と混ぜる前にふるいにかけ、サラサラの状態にします。
ちなみに、うどんなどに用いいられることが多い中力粉の原料は、タンパク質を9~11%含む中間質小麦と軟質小麦。文字通り、粘りや弾力も強力粉と薄力粉の中間くらいです。(※1)
中力粉との違い
中力粉は普通程度の硬さの小麦、中間質小麦を原料とします。日本で採れる小麦はほとんどがこの中間質小麦。タンパク質の割合は9~11%です。強力粉に使われる硬質小麦に比べると、硬さもタンパク質含有量も低く、薄力粉よりも多いのが特徴です。
うどんを作るのによく用いられ「うどん粉」とも呼ばれます。ほかには、そうめんや餃子の皮、お好み焼きにも使われます。
粒子の細かさやダマになりやすさも、強力粉と薄力粉の中間です。(※1)
うどんを作るのによく用いられ「うどん粉」とも呼ばれます。ほかには、そうめんや餃子の皮、お好み焼きにも使われます。
粒子の細かさやダマになりやすさも、強力粉と薄力粉の中間です。(※1)
それぞれの小麦粉のおすすめの使用方法
- 強力粉……パンやピザ、スイーツ、打ち粉
- 薄力粉……ケーキやクッキー、天ぷら
- 中力粉……うどんやそうめん、餃子の皮
強力粉の代用はできる?
強力粉がない場合、小麦粉や中力粉での代用は可能です。ただし、原料となる小麦の種類が異なるため仕上がりに違いが出ます。
強力粉を薄力粉に代用するとやわらかくふわふわのパンができますが、弾力がないため、レシピ通りの見た目にならないことも。反対に薄力粉を強力粉で代用すると、クッキーやケーキの仕上がりは硬くなります。
小麦粉はそれぞれ代用はできますが、あまりおすすめできません。
強力粉を薄力粉に代用するとやわらかくふわふわのパンができますが、弾力がないため、レシピ通りの見た目にならないことも。反対に薄力粉を強力粉で代用すると、クッキーやケーキの仕上がりは硬くなります。
小麦粉はそれぞれ代用はできますが、あまりおすすめできません。
強力粉の栄養成分
強力粉の70%は炭水化物。タンパク質は薄力粉より多めの約12%となっています。さらに脂質、ほかにもカリウムやリンなどの無機質要素も、少量ずつ多数含まれています。
強力粉は1等・2等・全粒粉などに分けられますが、違いはカリウムやリンなどを含む灰分量。強力粉100gあたりの灰分量は1等が0.4g、2等が0.5g、全粒粉が1.6gと、灰分量が少ないほど等級があがります。(※2,3,4)
強力粉は1等・2等・全粒粉などに分けられますが、違いはカリウムやリンなどを含む灰分量。強力粉100gあたりの灰分量は1等が0.4g、2等が0.5g、全粒粉が1.6gと、灰分量が少ないほど等級があがります。(※2,3,4)
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