ライター : ヤマモトマコ

製菓衛生士・現役パティシエール

強力粉でパンケーキを作ろう!

何かと余りがちな強力粉。大量消費したいなら、パンケーキを作りましょう!薄力粉で作ることの多いパンケーキですが、強力粉で作るとまた違うおいしさが楽しめます。簡単に作れるので、ぜひ作り方を参考にしてくださいね。

強力粉でパンケーキを作るメリット

  1. ふわふわ、もちもち食感が味わえる
  2. 余った強力粉を使い切れる
  3. 厚みのあるパンケーキに
  4. 食べ応え満点
強力粉は生地の粘りやコシのもとである「グルテン」含有量の高さが特徴です。そのためパンケーキに強力粉を使用すると、薄力粉で作るよりもモチモチした食感に。コシがありどっしりした生地になるので、食べ応えもばっちりです。

食べ応え抜群!もっちり強力粉パンケーキ

Photo by ヤマモトマコ

調理時間 30
強力粉で作るパンケーキのレシピです。薄力粉で作ることの多いパンケーキですが、強力粉で作るとモチモチとした弾力ある仕上がりに。冷めてもおしくいただけるレシピに仕上げたので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(2〜3人分)

Photo by ヤマモトマコ

下準備

強力粉とベーキングパウダーを一緒に振るいます。

作り方

1.卵、グラニュー糖、サラダ油を混ぜて乳化させる

ガラスのボウルに入った卵にグラニュー糖を入れる様子

Photo by ヤマモトマコ

卵とグラニュー糖をホイッパーですり混ぜます。泡立てる必要はなく、混ざればOKです。
ガラスのボウルに入った卵液と

Photo by ヤマモトマコ

混ざったらサラダ油を入れて乳化させます。表面に油の浮きがなく、トロリとした状態になれば乳化のサインです。しっかり乳化させることで、なめらかな生地に仕上がります。

2.牛乳、バニラエッセンスを加える

ガラスのボウルに入った卵液に、牛乳を入れる様子

Photo by ヤマモトマコ

牛乳、バニラエッセンスを加えて混ぜます。

3.粉類を加える

ガラスのボウルに入った卵液、粉類

Photo by ヤマモトマコ

振るっておいた強力粉とベーキングパウダー、塩少々を加え、ホイッパーを使ってしっかり混ぜます。
ガラスのボウルに入った強力粉パンケーキの生地

Photo by ヤマモトマコ

グルテンの力で粘りが強いですが、ダマがなくなるまでしっかり混ぜてください。

4.パンケーキを焼く

フライパンに流した強力粉パンケーキの生地

Photo by ヤマモトマコ

フライパンを弱火で温め、サラダ油(分量外)を薄く塗ります。フライパンに手をかざし、熱さをしっかり感じるようになったら、濡れふきんの上で一度冷まします。ジュ―という音が小さくなったら生地をお玉で流します。(だいたい70~80g程度です)
表面にプツプツと空気の穴があいた強力粉パンケーキ

Photo by ヤマモトマコ

弱火で2分~2分30秒ほど焼き、フライ返しでひっくり返します。時間はあくまでも目安として、生地に空気の穴があき、外側の生地のツヤが消え火が通ってきていることを確認してからひっくり返しましょう。
焼き目がついた強力粉パンケーキ

Photo by ヤマモトマコ

2分30秒~3分ほど焼いたら完成です。
グレーの皿に盛り付けた、4段重ねの強力粉パンケーキ

Photo by ヤマモトマコ

ふっくらと厚みのある状態に仕上がりました。お好みではちみつやメイプルシロップをかけてくださいね。

コツ・ポイント

  1. ほんの少しの塩で味がまとまる
  2. 薄力粉パンケーキよりもしっかり焼く
  3. 生地が完成したらすぐに焼き始める
  4. フライパンはその都度冷ます

ほんの少しの塩で味がまとまる

パンケーキ生地にほんの少しだけ入れる塩には、味をまとめる大切な役割があります。お汁粉に塩を入れたりスイカに塩をかけたりするのと同じで、甘さを引き締め味をまとめます。分量は少ないですが、忘れずに入れましょう。

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