ライター : saya

管理栄養士

ゼリーの基本の作り方は?固め方が最大のポイント!

Photo by macaroni

ぷるぷるとした食感で、さっぱりと食べられるゼリー。少ない材料で手軽に作れるため、お菓子作り初心者さんでも作りやすいスイーツです。基本の作り方と固める際のコツを押さえれば、失敗知らずでおいしいゼリーが作れますよ。

この記事では、ゼリーの作り方のポイントを解説します。また、おすすめレシピ20選も紹介するので、ぜひ作ってみてくださいね。

ゼリーを固める「ゼラチン」「寒天」「アガー」の違い

ゼラチン

豚や牛の動物性のたんぱく質を原料に作られたのがゼラチンです。弾力性が強くぷるぷるとした食感が特徴で、ゼリー以外にもマシュマロやムースの材料にもなります。ゼラチンは調理の際、沸騰させないことがポイント。また、パイナップルやキウイなどたんぱく質を分解しやすいフルーツとは相性が悪いため、ゼリーが固まりにくくなってしまうので注意してください。

ゼラチンには、板ゼラチンと粉ゼラチンがあります。板ゼラチンはお菓子屋さんで使われることが多く、透明度の高い仕上がりに。粉ゼラチンは、溶かしやすく固まる時間も短いです。少量ずつ使えるので家庭でも使いやすいですよ。

仕上がりの特徴

  1. ぷるぷる食感になる
  2. 体温で溶けるので口どけがいい

寒天

寒天は海藻が原材料で、ゼラチンと比べ液体を固める力が強いのが特徴です。パイナップルやキウイなどのフルーツも寒天ならゼリーの材料にできます。

寒天は水でふやかしてから使うのがポイントです。ジュースや牛乳でふやかそうとすると上手く溶けません。また、寒天は砂糖を入れずに作ると離水しやすいです。砂糖を入れることで、ゼリーの中に水分を保持しつつ、透明度の高い仕上がりになりますよ。

仕上がりの特徴

  1. 透明度が高い
  2. 食感は固め
  3. 常温でも溶けない

アガー

アガーは、海藻から抽出される食物繊維やマメ科の種子から抽出される多糖類が原材料です。ゼラチンと寒天の中間のような、ぷるぷるとした食感ですよ。透明度が高く、透き通るようなきれいなゼリーに仕上がります。

アガーを使うときはダマになりやすいので、しっかりと混ぜて溶かすことが大切です。また、90℃以上の熱い液体にアガーを溶かすようにしましょう。ただし、沸騰させてしまうとゼリーの強度が落ちるため注意が必要です。

仕上がりの特徴

  1. 透明度が高い
  2. 寒天とゼラチンの中間のようなぷるぷる食感
  3. 常温で固まり、溶け出すことはない

編集部のおすすめ