ライター : macaroni 料理家 えも

料理研究家 / 調理師 / 製菓アドバイザー

水分量を変えてぷるぷるのゼリーが作りたい!

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こんにちは。macaroni料理家のえもです!この連載ではお菓子作りが大好きな私が、写真付きで丁寧にお菓子の基本を解説しています。

春も終わり、暑い日が増えて夏が近付いてきましたね!今年は梅雨入りも早いということで、このままあっという間に夏になりそう。そんなわけで最近は、ゼリーやアイスなどの暑い夏にぴったりなひんやりスイーツを試作中です♪

さて、ゼリーを作ったときに「レシピに書いてある通りに作ってみたけど、好みの固さじゃない……」「冷蔵庫から出して少ししか時間が経っていないのにドロドロに……」となったことはありませんか?でも、粉ゼラチンの量や水分量を勝手に変えてしまうのはちょっとこわいですよね。

そこで今回は、「ゼラチンの性質」についてご紹介しようと思います。ゼラチンの特性をお伝えしながら、水分量を変えてゼリーを作ると仕上がりにどのような違いが出るのかを検証していきたいと思います!
前回の記事はこちら▼

ゼラチンの3つの特徴

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ゼラチンとは動物の骨や皮、腱などの主成分である「コラーゲン」から作られる凝固剤のこと。お菓子作りにおけるゼラチンの主な特徴は以下の3つです。ゼラチンの特徴を覚えておけば、より自分好みのスイーツを作ることができますよ。

弾力性と粘性が強い

弾力性と粘性が強いので、やわらかさを持ちつつも、ぷるんとした食感に仕上がります。だから、ゼリーやババロアなどによく使われるのですね。

25℃以上で溶ける

体温で溶けるので、口溶けが非常によくなります。ただし、室温に出しておくと溶けてしまうため、夏場は特に注意が必要です。

泡を抱き込む

泡を抱き込む性質を持っているので、ムースやマシュマロなどのふわふわした食感のお菓子作りにもぴったりです。

粉ゼラチンの使い方と注意点

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