プリン体が含まれている

プリン体と聞くと身体にあまり良くないイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。プリン体とは、アデニンやグアニンとして存在しており、生物の細胞中にある遺伝子の構成成分です。

プリン体は、細胞の代謝・増殖などに利用されるため生命活動に必要です。しかし、プリン体を摂り過ぎると尿酸値が高くなるおそれがあります。一般的に一日のプリン体摂取量は400mgまでとされていますよ。明太子100gあたりに含まれるプリン体は約160mgなので、食べ過ぎには注意してくださいね。(※18,19,20)

【Q&A】明太子は一日にどれくらい食べて良い?

A:一日あたり明太子1本(約35g)までを目安としましょう。

ごはんのお共はもちろん、パスタやパンなどとの相性も抜群な明太子。おいしいため、ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。しかし、明太子は塩分が多いため食べ過ぎには注意が必要です。

日本人の食事摂取基準によると、食塩は1食あたり男性2.5g未満、女性2.2g未満。明太子1本(約35g)の食塩相当量が2.0gなので、1食あたりの食塩摂取量の範囲内に収まります。ただし、明太子以外から摂る塩分量も考慮して調整する必要があります。(※1,20,21)

【Q&A】明太子に含まれる栄養は子どもや妊婦は平気?

A:子どもに明太子を食べさせる場合、アレルギーと味覚の発達状態に注意が必要です。

アレルギーに関する一部の患者の症例結果によると、1~6歳で発症した原因食品で2番目に多いのが魚卵類。また、味覚の発達は3~4歳でピークになるため、辛味の強い明太子は早くても4歳をすぎてからにしましょう。

また、妊娠中に明太子を食べてはいけないということはありません。しかし、明太子によりリステリア菌に感染すると胎児への影響が強く危険です。リステリア菌は高い塩分濃度でも増殖し、明太子からも検出されています。

妊娠中に明太子を食べる際は、可能な限り生食は避けしっかり加熱をしましょう。心配な方は、かかりつけ医師に相談するとより安心です。(※22,23,24,25)

【Q&A】明太子の栄養はダイエットにも活かせる?

A:明太子は作るときに唐辛子が使われます。唐辛子には、辛味成分のカプサイシンが豊富。カプサイシンは、血中に入るとアドレナリンの分泌を促進する作用があります。このアドレナリンには、脂肪燃焼やエネルギー代謝を高めたり、発汗を促すはたらきが期待できますよ。そのため、ダイエットにも役立つ食材と言えます。

また、明太子1本(約35g)のカロリーは42kcal、糖質も1.1gなので、適量であればダイエット中に食べても問題ありません。高たんぱく質・低脂質な点もポイントです。適度な運動と、バランスの良い食事に明太子を上手に取り入れ、健康的にダイエットをしましょう♪ (※1,21,26,27)

管理栄養士が選ぶ!明太子の栄養を活かすおすすめレシピ5選

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