ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

食欲がない原因として考えられるのは?

食欲がない原因

  1. 不規則な生活
  2. ストレス
  3. 病気
不規則な生活を送り、自律神経が乱れると食欲を失う原因に。また、過度なストレスにより副交感神経のはたらきが抑制されると、食欲の低下につながります。

胃痛や腹痛のほか、病気によって食欲が落ちているおそれもあります。食欲のない状態が2~3週間以上続くときは、医療機関を受診してくださいね。(※1)

食欲がないときの食事はどんなものを食べたら良い?

食欲がないときに食べるもの

  1. 好きな食べ物
  2. 栄養価が高い食べ物
  3. のどごしがいい食べ物
  4. 消化がいい食べ物

好きな食べ物

食欲がないときは無理をせず、好きなものや食べやれそうなものを食べましょう。例えば、冷たい麺類、雑炊、お茶漬け、ポタージュ、ヨーグルト、ゼリーなどです。

胃腸の調子が優れずお腹がゆるいときは、こまめな水分補給も大切。ノンカフェインのお茶、スポーツドリンク、フルーツジュースなどを摂りましょう。(※2,3)

栄養価が高い食べ物

少しでも食欲がでてきたら、少量で栄養価の高い食べ物を試してみてください。

たんぱく質の多い食品が食べづらいとき、冷たくすると食べやすくなりますよ。豆腐、ヨーグルト、アイスクリーム、卵豆腐、茶碗蒸し、温泉卵などを冷やして食べるのがおすすめです。(※2)

のどごしがいい食べ物

のどに違和感があったり、飲み込みにくかったりするときは、のどごしのいい食べ物がいいでしょう。

そうめんに温泉卵を絡めて食べるとのどごしがよく、栄養もたっぷりです。ポタージュにパンを浸して食べる方法もおすすめ。さらに粉チーズや牛乳をプラスすると、栄養価がアップしますよ。(※2)

消化にいい食べ物

胃を休めるには、主食におかゆ、主菜に煮魚、副菜に野菜のポタージュといった消化にいい献立にします。

味付けは胃腸にやさしいうす味がおすすめ。胃の粘膜に刺激を与える辛味、塩味、酸味はなるべく控えたほうがいいですね。また食物繊維の多いもの、脂っこい食ものは、消化に時間がかかるので避けましょう。(※3)
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