ライター : さかたそのか

管理栄養士/食生活アドバイザー

枝豆に含まれる栄養素と効果効能は?

枝豆の栄養

  1. 筋肉作りに欠かせない「たんぱく質」
  2. 腸内環境を整える「食物繊維」
  3. 糖質の代謝にかかわる「ビタミンB1」
  4. 血液を作るために必要な「葉酸」
  5. 体の抵抗力を高める「ビタミンC」
  6. ナトリウム(塩分)を排泄する「カリウム」
  7. 貧血対策に役立つ「鉄」
  8. 免疫アップにかかわる「亜鉛」
  9. 細胞の老化対策に役立つ「メチオニン」

筋肉作りに欠かせない「たんぱく質」

枝豆には、100gあたり11.7gのたんぱく質が含まれています。枝豆とは、熟す前の大豆。植物性でありながらも良質なたんぱく質が豊富です。

たんぱく質は炭水化物、脂質とともにエネルギー産生栄養素のひとつ。筋肉・臓器・皮膚・毛髪などを作ったり、ホルモン・酵素・抗体などの材料になったりと、生命の維持に欠かせない重要なはたらきがあります。(※1,2,3,4)

腸内環境を整える「食物繊維」

枝豆には、100gあたり5.0gの食物繊維が含まれています。

食物繊維は水に溶ける水溶性と、溶けない不溶性に分けられます。枝豆に多く含まれる不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のかさを増やすことにより大腸を刺激し、便通をスムーズにするはたらきがあります。ただし、食物繊維は水溶性、不溶性ともにバランスよく摂る必要があるため、さまざまな食材から上手に取り入れましょう。(※1,5)

糖質の代謝にかかわる「ビタミンB1」

枝豆には、100gあたり0.31mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、糖質からエネルギーを生み出す際に必要なビタミンです。

ビタミンB1は糖質の摂取量が多い人や運動をするためエネルギー消費量が多い人にとって、積極的に摂りたい栄養素。エネルギー産生にかかわるため、不足すると倦怠感や食欲不振につながるおそれがあります。(※1,6)

血液を作るために必要な「葉酸」

枝豆には、100gあたり320µgの葉酸が含まれています。葉酸はビタミンB群に属する水溶性のビタミン。ビタミンB12とともに赤血球の形成にかかわっているため、血液を作るのに役立ちます。

ほかにも、DNAの合成を促進することから妊娠中に重要な栄養素ともいわれ、妊娠前からの摂取がすすめられています。(※1,7)

体の抵抗力を高める「ビタミンC」

枝豆には、100gあたり27mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは骨や腱などを結合する、コラーゲンの生成に必要な栄養素。ほかにも、皮膚のメラニン色素の生成を抑えることで日焼けを抑制する作用や、ストレスやかぜなどに対する抵抗力を高めるはたらきがありますよ。(※1,8)
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