「カラスノエンドウ」は健康にもいい?おすすめレシピもあわせてご紹介!

日本に住んでいる方なら一度は見たことがあるであろう、カラスノエンドウ。どこにでも生えているような身近な植物ですが、実は料理に活用できるし栄養もあるんですよ。生えているものを使えば、お金もかかりません。どんな食材なのか見ていきましょう。

カラスノエンドウとは

カラスノエンドウはどこにでも生えているので、いわゆる雑草の部類として知られています。別名「ヤハズエンドウ」ともいい、マメ科ソラマメ属の植物です。植物学的には後者がよく使用されますが、一般的に広く呼ばれているのは前者です。

「ヤハズエンドウ」という呼び方の由来は、花の先端がヤハズ(矢筈)のような形をしているからです。昔はよく、花のマメのさや部分を使用して草笛を作られていたそうで「ピーピー笛」と呼ぶ地方もあります。原産地はスリランカで、エンドウと同様に栽培されていましたが、やがて栽培としての利用がなくなり今は雑草になってしまいました。

カラスノエンドウの大きさはだいたい100cm前後、大きいもので150cmとマメ科なだけあってサイズは大きめです。花は紫がかったピンク色、花の大きさは1~2cmほど、葉は楕円形で複数枚ついています。花が咲いたあとにはさやができ、そのなかに実がなりはじめます。

なりはじめのさやは「若さや」とも呼ばれ、やわらかいので料理の食材によく使われます。さやにつく実のはおおよそ10個前後。実は熟してくると色が黒くなり、外に弾け飛びます。カラスノエンドウが多く群生しているところで耳をすますと、弾ける音が聞こえてくるほどに勢いよく弾けるんですよ。そしてまた、新しく花を咲かせるのです。

生息地や旬

カラスノエンドウは咲く場所を選ばず、日本のいたるところでその姿を見ることができます。とはいえ、主に咲いているのは四国・九州・沖縄など比較的温かい地域で、北海道など寒い地域ではあまり見ることができません。

咲く時期は2~6月あたりで、旬は暖かい春頃になります。しかしどの時期のものをとっても食べられないということはなく、若芽も若さやも黒く熟した実もすべて食べることができるのです。カラスノエンドウは、優秀な食用の雑草です。

カラスノエンドウの効果効能

カラスノエンドウは食用としておいしく食べられるだけでなく、含まれている成分は体の健康に作用する効果があります。主な成分は「クエルシトリン」「アピイン」「ビタミンB1」です。

便秘改善

「クエルシトリン」が含まれているカラスノエンドウは、便秘改善の効果が期待できます。そのほか、利尿作用、抗炎症作用、血圧を下げる作用があり、また咳にも効き目があります。クエルシトリンは、ドクダミ茶などにも含まれていますよ。

精神を安定させる

セロリに含まれていることで知られている「アイピン」が、カラスノエンドウにも含まれています。アイピンには、精神の鎮痛に作用する効果があります。そのためイライラ、精神不安定、ノイローゼなどのときに食べるとよいとされています。

元気がでる

「ビタミンB1」が含まれているので、カラスノエンドウは食欲があまりないとき、体がだるいときにもおすすめ。豚肉やハムなどに多く含有されているビタミンB1は、ごはんを食べたときの糖分を1日の生活に必要なエネルギーへと変換してくれる重要な成分です。

カラスノエンドウの食べ方

カラスノエンドウは芽もさやも実も食べられる使い勝手のよい植物です。そのなかでも絶品なのが、カラスノエンドウの天ぷらです。調理方法をご紹介しますね。

材料

カラスノエンドウ
水溶き天ぷら粉
揚げ油
昆布茶(なければ麺つゆでもOK)

カラスノエンドウは、もし近くに咲いているところがあればお金がかからず調達できますが、野草なので下処理には気をつけてください。

手順

カラスノエンドウは、先の5〜10cmほどを使ってください。ていねいに洗い、水気をしっかりとるためよくふいて、衣を裏面だけにつけます。油に入れるときは、衣がついている裏面を下にして入れてください。全体がパリっとしてきたらできあがりです。昆布茶か天つゆをつければおいしく召し上がれます。

ポイント

もっとも気をつけたい点は下処理です。市販のものを買う際はある程度下処理されているので心配はありませんが、外に生えてあるカラスノエンドウをとってくるとアブラムシなどの小さな虫が葉の裏側や茎にくっついている場合があります。遠目では見えない小さな虫なので、しっかりと水洗いをして虫を落とす必要があるでしょう。40℃くらいのぬるま湯で洗うと、アブラムシが浮いてくるので、落ちやすいようです。

道路沿いにあるものは、犬やネコのおしっこがかかっている可能性があるので避けてください。

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