ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

実は栄養満点…!? 明太子の栄養と効果効能

明太子の栄養と効果効能

  1. からだ作りの材料「たんぱく質」
  2. 強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」
  3. 糖質の代謝に欠かせない「ビタミンB1」
  4. 成長促進に役立つ「ビタミンB2」
  5. 血液を作るのに欠かせない「ビタミンB12」
  6. 味覚の細胞を作る「亜鉛」
  7. 記憶力の向上に役立つ「DHA」

からだ作りの材料「たんぱく質」

明太子には100gあたり21.0gと、たんぱく質も豊富。

筋肉や臓器、皮膚、髪などはたんぱく質から作られ、身体を構成する重要な栄養素です。それだけでなく、たんぱく質はホルモンや酵素として身体の調節をする成分でもあるため、不足すると免疫機能が低下してしまいます。

筋肉の材料としてはもちろんのこと、健康的に過ごすためにもたんぱく質をしっかり摂りましょう。(※1,2)

強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」

明太子には、100gあたり6.5mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEは、強い抗酸化作用を持つことで知られている栄養素です。抗酸化作用とは、活性酸素から身体を守る作用のこと。ビタミンE自体が酸化されることで、私たちの体の細胞を酸化から守ってくれますよ。脂溶性のビタミンのため、油脂と一緒に摂取する調理方法でより効率的に吸収できます。(※1,3,4)

糖質の代謝に欠かせない「ビタミンB1」

明太子には、100gあたり0.34mgのビタミンB1が含まれています。

ビタミンB1は、糖質の代謝に欠かせない栄養素です。糖質やアルコールの摂取量が多い方や運動量の多い方は、より積極的に摂取しましょう。水に溶けやすい性質を持つため、すべて食べられる汁物や炊き込みご飯などの調理法がおすすめですよ。(※1,5)

成長促進に役立つ「ビタミンB2」

明太子には、100gあたり0.33mgのビタミンB2が含まれています。

ビタミンB2の主なはたらきは、全身の成長促進。特に成長期の子どもに重要な栄養素のひとつです。そのため、「発育のビタミン」とも呼ばれています。また、炭水化物・たんぱく質・脂質のエネルギー代謝を助ける作用や、皮膚や粘膜の機能維持にも役立ちますよ。(※1,6)

血液を作るのに欠かせない「ビタミンB12」

明太子に含まれるビタミンB12は、100gあたり11.0µg。例えば女性(12歳以上)の一日あたりの推奨量は2.4µgなので、明太子にはビタミンB12が豊富に含まれていることがわかります。

ビタミンB12は、葉酸と一緒に赤血球を作る栄養素です。不足すると血液をうまく作ることができず、ビタミンB12欠乏性の貧血を引き起こしてしまうおそれがあります。(※1,7,8)
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