ほうれん草

ほうれん草は、やわらかくなりやすく、離乳食でのこまめな鉄分摂取におすすめの食材。離乳食初期から食べられて、おかゆに加えたりおかずにしたりと、万能に使えます。

ほうれん草の鉄分は吸収率の低い非ヘム鉄なので、動物性たんぱく質と組み合わせて吸収率を高めましょう。(※5,6,7)

納豆

納豆は、離乳食中期から使える食材です。離乳食に使いやすいひきわり納豆の鉄分は、100gあたり2.6mg。加熱すると食べやすくなりますよ。

納豆に含まれる鉄は非ヘム鉄で、吸収率が低いため、動物性たんぱく質やビタミンCを含む食材と組み合わせましょう。(※2,5,6,7)

レバー

鉄分を効率よく摂れるのはやはりレバー。離乳食中期から使える食材です。自分で調理しにくい場合は、ベビーフードを使うのもひとつの手ですよ。

ただし、鉄分摂取のために毎日、毎食のようにレバーを食べさせるのは避けましょう。ビタミンAの過剰摂取につながります。鉄分を摂り入れる選択肢として、レバーを活用してみてくださいね。(※6,7)

鉄分を摂りすぎるとどうなる?

鉄分の一日あたりの上限量は、成人男性で50mg、成人女性で40mgとされています。通常の食生活で、鉄分の過剰摂取になることはありません。

しかし、鉄剤やサプリメントの利用で過剰摂取が続くと、胃腸障害や鉄沈着につながるおそれが。非ヘム鉄を含むサプリメントによる、便秘や胃の不快感などの副作用も報告されています。サプリメントを摂る場合は、摂取量を必ず守りましょう。(※3,8,9)

管理栄養士おすすめ!鉄分を効率よく摂れるレシピ5選

1. レバニラ炒め

Photo by macaroni

レバーのなかでも鉄分の豊富な豚レバーで作る、基本のレバニラ炒めのレシピ。オイスターソースのコクある味つけで、箸がすすみますよ。

豚レバーには100gあたり13.0mgの鉄分が含まれ、効率よく摂ることができます。レバー特有の臭みは、牛乳に漬けると和らぎますよ。(※2)

2. いわしの梅しそ巻き揚げ

Photo by macaroni

カラッと揚げるいわしの梅しそ巻き揚げ。梅干しの酸味がアクセントになります。おかずにもおつまみにもぴったりなひと品。

いわしに含まれる鉄分は、100gあたり2.1mg。梅干しのように酸味のあるものと合わせると、胃酸の分泌が促されるため鉄分の吸収率が高まりますよ。(※1,2)
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