ライター : 相羽 舞

管理栄養士

パセリに含まれる栄養と効果効能

パセリの栄養と効果

  1. 体の免疫力をサポートする「β-カロテン」
  2. 抗酸化作用のある「ビタミンC」
  3. 貧血対策に役立つ「鉄分」
  4. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  5. 健康な骨を維持する「マグネシウム」

体の免疫力をサポートする「β-カロテン」

パセリ100gあたりには、7,400µgのβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは害のある活性酸素から体を守るはたらきや、免疫力を高める作用が認められている栄養素です。またβ-カロテンは油と一緒に摂ることで吸収されやすくなります。

添え物のイメージが強いパセリですが、炒め物をはじめとする油を使う料理に加えるのもおすすめです。(※1,2)

抗酸化作用のある「ビタミンC」

パセリ100gあたりには、120mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCはβ-カロテンと同じく活性酸素から体を守る抗酸化ビタミンです。ビタミンCは水に溶け出しやすく熱に弱いとされていますが、生で食べられるパセリならビタミンCを余すことなく摂取できます。(※1,2,3,4)

貧血対策に役立つ「鉄分」

パセリ100gあたりには、7.5mgの鉄分が含まれています。

鉄分は血液中のヘモグロビンの材料になる栄養素。野菜に含まれる鉄は、肉や魚に含まれる鉄より吸収されにくいといわれています。鉄分はビタミンCと一緒にとると吸収率がアップするので、ビタミンCが豊富なパセリなら鉄分を効率よく吸収できますよ。(※1,5)

むくみ対策に役立つ「カリウム」

パセリ100gあたりには、1,000mgのカリウムが含まれています。

塩分をとりすぎると、体内の塩分濃度を保とうとして水分を溜め込んでしまい、むくみの原因になります。カリウムは塩分を体の外に出しやすくするはたらきがあるため、むくみ対策に役立つ栄養素とされています。(※1,6)

骨の健康を維持する「マグネシウム」

パセリには100gあたりには、42mgのマグネシウムが含まれています。

マグネシウムはカルシウムやリンとともに骨を形作っているので、健康な骨を維持するために必要となる栄養素です。そのほかに筋肉の動きや神経のはたらき、体温や血圧の調節にかかわっています。(※1,7)
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