動物性たんぱく質やビタミンCと組み合わせる

パセリには貧血対策に役立つ鉄分が多く含まれますが、野菜に含まれる鉄分は吸収率が低い非ヘム鉄です。鉄分を効率よく摂るには、吸収を高める動物性たんぱく質やビタミンCと一緒に摂取しましょう。

パセリにはビタミンCが含まれていますので、肉や魚、乳製品などの動物性たんぱく質と組み合わせることを意識するとよいですよ。(※1,7)

ポタージュやスムージーの材料にする

パセリに含まれるビタミンCや葉酸、カリウムなどの栄養素は、水に溶けやすい水溶性の成分です。無駄なく摂るには生で食べるほか、ポタージュのように汁ごと食べるのがおすすめ。また、野菜や果物でスムージーにすると、パセリの独特な香りがやわらぎますよ。(※1,5,6,8)

【Q&A】パセリの栄養は加熱するとなくなる?

A:ビタミンCや葉酸、カリウムは熱に弱い栄養素です。加熱すると損失してしまうため、生で食べると無駄なく摂取できますよ。

また、ゆでたり煮たりすると、煮汁に栄養素が流失してしまうため、煮汁ごと食べるのがおすすめです。(※5,12,13)

【Q&A】パセリの一日あたりの適量は?

A:一般的に、パセリは大量に食べる野菜ではありません。

厚生労働省が定める健康日本21では、一日あたりの野菜摂取の目標値は350g以上としています。パセリばかりで摂るのではなく、ほかの野菜と組み合わせて350g以上摂るようにしましょう。

ちなみに、料理の彩りとして添えられているパセリは、1~2gほどですよ。(※14,15)

【Q&A】パセリを食べ過ぎるとどうなる?

A:パセリに含まれるアピオールという香り成分は、摂りすぎると体調を崩す場合が……。

200g以上のように、大量に摂取する場合は危険だと言われています。また、子宮の収縮にかかわる成分も含まれているため、妊娠中の方は食べ過ぎないよう注意が必要です。(※16,17,18)

【Q&A】生パセリと乾燥パセリで栄養や効能は異なる?

A:生のパセリと乾燥のパセリでは水分量が違うため、100gあたりで比べると乾燥パセリのほうが栄養価が高くなります。

しかし、生と乾燥では一回に使う量が変わるため、どちらが栄養価が高いとは、一概には言えません。状況に応じて使い分けをしましょう。(※1,19)
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