ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

レモンの栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 肌の調子を整える「ビタミンC」
  2. 塩分の摂り過ぎを調節する「カリウム」
  3. エネルギーを作る「クエン酸」
  4. リラックス作用がある「リモネン」

肌の調子を整える「ビタミンC」

レモン100gあたりには、ビタミンCが100mg含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。コラーゲンは、骨・皮膚・血管・歯などさまざまなところで活躍し、細胞と細胞をつなぎ合わせる作用があります。そのため、ビタミンCは肌の調子を整えるはたらきが期待できますよ。(※1,2)

塩分の摂り過ぎを調節する「カリウム」

レモン100gあたりには、カリウムが130mg含まれています。

ミネラルの一種であるカリウム。そのはたらきのひとつに、ナトリウムの排泄があります。塩分の摂り過ぎが気になる際は、積極的にカリウムを摂取しましょう。ほかにも、神経の興奮性や筋肉の収縮などのはたらきがあります。(※1,3)

エネルギーを作る「クエン酸」

柑橘類や酢に含まれる酸味成分の一種であるクエン酸。レモンの含有量はおよそ6~7%です。

クエン酸は、人間が生きていくうえで欠かせないエネルギーを作るために必要な栄養素のひとつ。クエン酸を摂取することで、エネルギー代謝が活性化され、効率良くエネルギーを作り出すことができます。また、筋肉痛の原因といわれている乳酸の生成を抑えるため、筋肉痛対策に役立つことが期待できますよ。(※4,5)

リラックス作用がある「リモネン」

リモネンは、柑橘類の皮に含まれる精油成分です。甘酸っぱく爽やかな香りが特徴で、体内に吸収されると脳内でα波が出るため、リラックス作用があることで知られています。また、唾液の分泌を促進し食欲を高めるはたらきもありますよ。(※6)

レモンの栄養価はほかの果物と比べると?

カロリー糖質量カリウムビタミンC
レモン43kcal7.6g130mg100mg
りんご56kcal14.3g120mg6mg
うんしゅうみかん49kcal11.0g150mg32mg
いちご31kcal7.1g170mg62mg
(※1,7,8,9)
レモンのそれぞれの栄養価が高いのか、ほかの果物と100gあたりで比較してみましょう。

レモンのカロリーは、ほかの果物と大きな差は見られません。糖質量に関しては、比較的少ないほうだと分かります。また、ビタミンCの含有量はレモンがトップクラス。そのため、ビタミンCはレモンの代表的な栄養素であると言えるでしょう。
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