【Q&A】レモンの栄養は加熱しても効果がある?

A:加熱によりビタミンCが減るおそれがあります。

レモンに豊富に含まれるビタミンC。ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い性質があります。そのため、加熱やゆでる調理によりビタミンCが失われるおそれが。

損失を少なくするポイントは、水を使用せずなるべく短時間加熱にすること。電子レンジ調理なら、水を使わず加熱時間が短くすみますよ。(※10)

【Q&A】風邪のときにレモンが良いと言われる理由は?

A:ビタミンCには、免疫力を高める作用があります。

ウイルスや細菌などの異物から体を守ってくれる白血球。その白血球にはビタミンCが多く貯蔵されていますよ。そのためビタミンCには、免疫力を高めたり、風邪の症状を軽減したり回復を早めたりするはたらきがあります。また、日頃から十分なビタミンCを摂取することで、風邪対策が期待できますよ。(※2,11)

レモンの栄養を活かすおすすめの食べ方

おすすめの食べ方

  1. 生のまま摂る
  2. 皮ごと食べる
  3. ミネラルが豊富な食品と組み合わせる

生のまま摂る

レモンは、果汁にビタミンC・皮にポリフェノールが豊富に含まれています。ビタミンCは熱に不安定で、ポリフェノールは水に溶けやすい性質がありますよ。そのため、レモンの栄養素を効率よく摂るには、調理せず生のままで食べるのがおすすめです。(※1,2,12,13)

皮ごと食べる

レモンの栄養素は、果汁よりも皮を含む全果のほうが豊富に含まれています。例えば、100gあたりに含まれるビタミンCは、果汁が50mgなのに対して、全果には100mg。カルシウムに関しては、果汁が7mgに対して、全果には67mgも含まれています。レモンの成分をあますことなく摂取したい場合は、皮ごと食べるのがおすすめですよ。

レモンの皮は薄くスライスすると食べやすさがアップ。また、加熱調理をすることで、やわらかい食感に変わり食べやすくなります。その際は、栄養を損なわないように加熱のし過ぎに注意しましょう。(※1,10,14)

ミネラルが豊富な食品と組み合わせる

レモンに含まれるクエン酸には、ミネラルを腸で吸収しやすくするキレート作用があります。ミネラルは体内で吸収されにくい栄養素。クエン酸と一緒に摂取することで、鉄やカルシウム、亜鉛などのミネラルの吸収率を高めてくれます。

おすすめは、カルシウムが豊富な乳製品や、鉄が豊富な赤身肉。調理に取り入れやすく、レモンとの相性も抜群ですよ。(※5)
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