ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

じゃがいもの栄養と効果効能

Photo by きたやまあさみ

じゃがいもの栄養と効果効能

  1. コラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」
  2. 塩分(ナトリウム)の排出を促す「カリウム」
  3. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  4. エネルギー源となる「糖質」

コラーゲンの生成に欠かせない「ビタミンC」

じゃがいも100gあたりには、ビタミンCが28mg含まれています。

じゃがいもに含まれているビタミンCは、デンプンによって保護されているため、加熱調理中に分解されにくいのが特徴です。

ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない栄養素で、毛細血管や歯、軟骨を健康に保つ作用があります。また「活性酸素」を体から取り除くはたらきにより、老化対策にも役立ちますよ。(※1,2,3)

塩分(ナトリウム)の排出を促す「カリウム」

じゃがいも100gあたりには、カリウムが420mg含まれています。

カリウムの主なはたらきは、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を調整することです。また、ナトリウム(塩分)の排出を促し、血圧を下げるはたらきがあります。食事の塩分量が気になるときに、じゃがいもを料理に取り入れるのがおすすめですよ。(※1,4)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

じゃがいも100gあたりには、食物繊維が9.8g含まれています。

食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つに分けられますが、じゃがいもには、どちらも多く含まれています。

水溶性食物繊維は、小腸において栄養素の吸収速度を遅くし、食後の血糖値の急上昇を抑える作用があります。不溶性食物繊維は、便の量を増やして大腸を刺激するはたらきがあるため、便秘対策に役立ちますよ。(※5,6)

エネルギー源となる「糖質」

じゃがいもには、エネルギー源のひとつである糖質が多く含まれています。100g当たりの含有量は、6.1gです。

糖質は人間の血液中において、すぐにエネルギーに変換できる「ブドウ糖」として存在しています。とくに脳では多くのブドウ糖がエネルギー源として消費されるため、糖質が不足すると集中力が低下したり、判断力が落ちたりするおそれがあります。(※1,7)

じゃがいものカロリーと栄養価

カロリー糖質食物繊維カリウムビタミンC
じゃがいも1個77kcal9.2g14.7g630mg42mg
(※1,8)
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