ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

「はちみつレモン」は健康にいい?

はちみつレモンの材料となるはちみつとレモンには、それぞれ健康に役立つ栄養素がたくさん含まれています。例えばはちみつには糖類やビタミン、ミネラルが豊富。レモンにはクエン酸やビタミンCが含まれます。

はちみつやレモンのもつ具体的な作用をみていきましょう。(※1,2)

はちみつレモンの効果効能

はちみつレモンの効果効能

  1. 免疫力の向上
  2. のどの痛みを和らげる
  3. ダイエットのサポート
  4. リラックス作用
  5. 肌の健康をサポート
  6. 口臭対策

免疫力の向上

レモンに豊富に含まれるビタミンCには、免疫力を高めるはたらきがあります。体内に侵入したウイルスや細菌とたたかうのが白血球やリンパ球。ビタミンCは、この白血球やリンパ球に多く存在しており、ビタミンCの摂取により免疫機能の強化が期待できます。

また、ビタミンCには過剰な活性酸素のはたらきを抑制する抗酸化作用もあり、免疫機能の維持に広くかかわっていますよ。(※3)

のどの痛みを和らげる

はちみつには、のどの炎症を和らげるはたらきがあるといわれています。抗菌作用やのど粘膜の再生を促すといった作用がはちみつに期待できるためです。

実際に、のどに炎症がある人に対しての比較で、治療にはちみつを取り入れたグループのほうが、のどの痛みの緩和が早く見られたとの研究報告があります。(※4)

ダイエットのサポート

レモンに含まれるクエン酸には、エネルギー代謝を活性化させるはたらきがあります。クエン酸は摂取した食べ物からエネルギーを作り出す「クエン酸回路」に欠かせない、中心的役割をもつ成分です。

クエン酸回路を活性化すると、代謝の向上にもつながるとされており、ダイエットに役立つことも期待できますよ。(※5)

リラックス作用

レモンをはじめとする柑橘類の皮に含まれる「リモネン」の香りには、リラックス作用があるといわれています。体内に吸収されると、脳がリラックスしているときに出現するα波が出るためです。

ほかにもリモネンには、眠気を覚まして頭をすっきりさせる作用や、血行や代謝、消化活動を促すはたらきがありますよ。(※6)
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