ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

とろろ昆布の栄養と効果効能

便秘対策

とろろ昆布には食物繊維が含まれており、便秘対策が期待できます。

とろろ昆布のねばり成分は、「アルギン酸」や「フコイダン」といった水溶性の食物繊維です。水溶性食物繊維は便をやわらかくする作用があり、排便を促します。また、腸内環境を整えるはたらきが期待できますよ。(※1,2)

血糖値の上昇を抑える

水溶性の食物繊維には、小腸における栄養吸収速度を緩やかにする作用があります。そのため、食後の血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。そのほかにも、コレステロールやナトリウムを体外に排出する作用もあり、コレステロール値の上昇や血圧の上昇を抑えるはたらきが期待できます。(※1,3)

むくみ対策

とろろ昆布にはミネラルが豊富に含まれています。ミネラルの一種であるカリウムには、摂り過ぎた塩分を汗や尿として体外に排出するはたらきがあります。そのため、塩分とともに余分な水分も体外に排出されるので、むくみ対策としてのはたらきが期待できますよ。また、塩分を体外に排出することで、血糖値を正常に保つ作用もあります。(※4,5,6)

とろろ昆布のカロリーや糖質量

とろろ昆布100gあたりのカロリーと糖質量

エネルギー量(カロリー)…… 117kcal
糖質量……22.0g(※6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ