とろろ昆布1食分(3g)あたりのカロリーと糖質量

エネルギー量(カロリー)……5kcal
糖質量……0.7g(※6,7)

ほかの食材と比較すると

ほかの食材と100gあたりで比較してみましょう。
・カットわかめ(乾)
エネルギー量(カロリー)……138kcal
糖質量……6.2g

・ひじき
エネルギー量(カロリー)……149kcal
糖質量……6.6g

・あおさ
エネルギー量(カロリー)……130kcal
糖質量……12.6g

比べてみると、カロリーに関しては、わかめやひじきと大きな差はありません。あおさと比較するととろろ昆布のほうが低いことがわかります。糖質量に関しては、ほかの食材に比べて高い値であることがわかります。 (※6)

とろろ昆布の効能はダイエットに役立つ?

とろろ昆布には、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維にはお通じのリズムを整える作用があるほか、糖質の吸収を抑えるはたらきやコレステロール値の上昇を抑える作用があります。

また、昆布のうまみ成分である「グルタミン酸」には、過食を抑えるはたらきも期待できますよ。とろろ昆布は薄く削って食べやすくしてあるので、いつもの食事に手軽に取り入れることができます。ダイエット中の食事にプラスしてみるといいですよ。(※8)

とろろ昆布は食べ過ぎに注意が必要?

手軽に食べることができるとろろ昆布ですが、日常的に多量に食べることはおすすめできません。とろろ昆布をはじめとする海藻類には、ヨードという成分が多く含まれています。ヨードは過剰に摂取すると、甲状腺の機能を低下させるはたらきがある成分です。

日本の食文化は、海藻をよく食べることや昆布からだしをとることから、ヨードを日常的に摂取しています。とろろ昆布は一日に10g程度にとどめ、毎日食べ続けることは避けるようにしましょう。(※9)

とろろ昆布の効能を活かす食べ方

食前に摂る

とろろ昆布は、食前に食べるのがおすすめです。昆布のうまみ成分である「グルタミン酸」には、胃腸を保護する作用があります。食事の前に食べることで、食事に伴って分泌される胃酸や消化酵素による刺激から胃腸を守ってくれますよ。また、グルタミン酸には過食を抑えるはたらきもあるので、食前に食べることで、食べ過ぎ対策ができます。(※8,10)
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