【Q&A】とろろ昆布の効能はダイエットに役立つ?

A:とろろ昆布に豊富な食物繊維にはお通じをよくする作用があるほか、糖質や脂質の吸収抑制やコレステロール値の上昇を抑える作用があり、ダイエット中の食事におすすめです。

また、昆布のうまみ成分である「グルタミン酸」には、過食を抑えるはたらきも期待できますよ。とろろ昆布は薄く削って食べやすくしてあるので、食事に手軽に取り入れることができます。ダイエット中の食事にプラスしてみるといいですよ。(※2,11)

【Q&A】とろろ昆布は食べ過ぎに注意が必要?

A:手軽に食べることができるとろろ昆布ですが、日常的に多量に食べることはおすすめできません。

とろろ昆布をはじめとする海藻類には、ヨードという成分が多く含まれています。ヨードは過剰に摂取すると、甲状腺の機能を低下させるおそれのある成分です。

日本の食文化は、海藻をよく食べることや昆布からだしをとることから、ヨードを日常的に摂取しています。とろろ昆布は一日に10g程度にとどめ、毎日食べ続けることは避けるようにしましょう。(※12)

【Q&A】とろろ昆布は高めの血圧にも効果的って本当?

A:とろろ昆布に含まれるカリウムには、血圧を下げる作用が期待できますよ。

前述したように、カリウムにはナトリウムを排出するはたらきがあります。ナトリウムを摂り過ぎると、血圧上昇のリスクを高めるおそれが。カリウムが豊富なとろろ昆布を摂ることで、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちますよ。ただし、とろろ昆布にも塩分が含まれるため、食べ過ぎに注意しましょう。(※1,5,13)

とろろ昆布の効能を活かす食べ方

食前に摂る

とろろ昆布は、食前や食事の最初に食べるのがおすすめ。とろろ昆布に豊富な食物繊維が、消化吸収をゆるやかにすることで血糖値の急上昇を抑えられるためです。

また、昆布のうまみ成分である「グルタミン酸」には胃腸を保護する作用や過食を抑えるはたらきもあるので、食前に食べることでメリットを得られます。(※11,14,15)

汁物に入れる

とろろ昆布に含まれるカリウムは、水によく溶ける性質があります。煮る、ゆでるという調理過程で流出しやすいため、汁物に入れて食べることがおすすめですよ。

カリウムはナトリウムの排出を促すため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。むくみや血圧が気になる方は、調理法も意識して無駄なく摂りたいですね。(※5,6,13,16)
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