ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

マンゴーに豊富な栄養の効能

マンゴーの効能

  1. むくみ対策に役立つ「カリウム」
  2. 老化対策におすすめ「β-カロテン」
  3. コラーゲン生成に関わる「ビタミンC」
  4. 抗酸化作用の強い「ビタミンE」
  5. 腸のぜん動運動を促す「食物繊維」
  6. 赤血球の生成をサポートする「葉酸」

むくみ対策に役立つ「カリウム」

マンゴーには100gあたり、170mgのカリウムが含まれています。

カリウムとナトリウム(塩分)はともに体内の水分バランスを維持しています。ナトリウムを過剰に摂取すると水分を体内にため込むため、むくみの原因に。一方、カリウムは摂りすぎた塩分の排出を促すはたらきがあり、むくみ対策に役立ちます。(※1,2,3)

老化対策におすすめ「β-カロテン」

マンゴーにはβ-カロテンが100gあたり610μgと、豊富に含まれています。

私たちの体はエネルギーを生み出すときに、体を酸化させる活性酸素を生み出します。この活性酸素は加齢により増えますが、ほかにも紫外線やストレスにより増え、細胞を傷つけることも。抗酸化物質であるβ-カロテンは活性酸素から体を守るため、細胞の老化対策におすすめです。(※1,4)

コラーゲン生成に関わる「ビタミンC」

マンゴーには、100gあたり20mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCはβ-カロテン同様、抗酸化物質のひとつ。老化対策のほかにもコラーゲンを生成したり、皮膚のメラニン色素生成を抑えたりするために必要です。ビタミンCは水溶性で体内にためておくことができないので、こまめに摂り入れましょう。(※1,4,5)

抗酸化作用の強い「ビタミンE」

マンゴーには100gあたり、1.8mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEは強い抗酸化作用をもつ脂溶性のビタミンです。細胞の酸化対策、血行をよくするはたらきなどが期待できます。ビタミンEの不足は、シミやシワの原因につながることも。いつまでも若々しくいたい人には、ビタミンEの摂取がおすすめです。(※1,6,7)

腸のぜん動運動を促す「食物繊維」

マンゴーには100gあたり、1.3gの食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維には、コレステロールを吸着し体の外に排出したり、食後の血糖値の上昇を抑えたりするはたらきが期待できます。不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を促し排便をスムーズにする作用があります。

食物繊維の目標量は成人女性で18g/日以上。30代女性の場合、平成28年度の調査で実際の摂取量(中央値)が約12gと不足している状態です。食物繊維が不足すると、腸内環境の悪化により便秘につながるおそれがあるため、意識して摂り入れましょう。(※1,8,9)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ