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鉄分不足によって引き起こされる症状
鉄欠乏性貧血
鉄分不足の代表的な症状として、貧血(鉄欠乏性貧血)がありますね。ところで、なぜ鉄分が足りなくなると貧血が起こるのでしょうか?
血液には赤血球という物質が流れています。そこに含まれているヘモグロビンの構成成分が、鉄なのです。ヘモグロビンは酸素を運ぶ大事な役割を担っているため、鉄分が不足して酸素が回らなくなると、貧血の症状が引き起こされます。(※1)
頭痛、眠気、イライラ
酸素が脳まで行き渡らないと、脳機能が低下することもあります。その結果、頭痛や眠気といった症状が見られるように。日中、あまり集中力が続かなかったり、判断力が鈍っていると感じたら、貧血の可能性があるかもしれません。
また、脳だけでなく体内の酸素が全体的に足りなくなってくると、その不快症状からイライラしやすくなることも。(※2)
爪が平らになる、反り返る
鉄分が不足しヘモグロビンが十分に生成されないと、爪がもろくなることにも繋がります。そうなると指先に受けた力をうまく爪が吸収できず、爪が平らになったり反り返ったりしてしまいます。(※3)
指先を使わない仕事をしている方はこのような症状が出ないこともありますが、使う仕事をしている方で爪が反ってきたという方は鉄分不足を疑ってみましょう。
うつ症状
わたしたちの体内で鉄分を貯蓄するために、フェリチンというたんぱく質が働いています。鉄分が不足すると、このフェリチンが減少。
実は、うつの症状が見られる人と健康な人のフェリチンの量を調べてみると、うつ傾向の人のほうがフェリチンが少ないことが分かっています。鉄分をきちんと補給してフェリチンの量を増やすことは、うつ症状を抑制することにも繋がるんですね。(※4)
なぜ起こる? 鉄分不足の原因
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