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手羽中と玉ねぎ、大根、にんじんなどの野菜を使うスープ。ごま油の香りが食欲をそそりますよ。手羽中にはイノシン酸が、たまねぎや大根などの野菜には、グルタミン酸が豊富です。旨味の相乗作用である「グルタミン酸とイノシン酸」の組み合せで、よりおいしいスープに仕立てます。(※2)
とろみのある具がポイントのにゅうめんです。具の味付けに干ししいたけの戻し汁を加えて、風味豊かな仕上がりに。干ししいたけには、グアニル酸のほかグルタミン酸も含まれています。鶏ひき肉に含まれるイノシン酸との組み合わせで、旨味をしっかり味わえるひと品です。(※2,7)
あさりの旨味たっぷりのクラムチャウダー。じゃがいもや玉ねぎを加える、具だくさんのスープです。あさりやじゃがいも、玉ねぎにはグルタミン酸が多く含まれています。そのため、コンソメやスープの素を使用しなくても、おいしいスープを作れます。(※7)
ホットプレートで作るすき焼きです。トマトの赤が食欲をそそります。牛肉にはイノシン酸が、トマト、玉ねぎなどの野菜にはグルタミン酸が豊富です。卵にもグルタミン酸が含まれているため、旨味の相乗作用で旨味を堪能できます。(※2,7)
ピリ辛味のきのこ春雨。きのこと豚肉の旨味が春雨にしみて、箸が止まらないおいしさです。豚肉にはイノシン酸、生のしいたけ、えのきだけにはグルタミン酸が豊富。えのきだけは加熱するとグアニル酸が増加するので、旨味の相乗作用を得てよりおいしくなります。(※2,4,7)
旨味の特性をいかして、豊かな食卓を。
食材に含まれる旨味成分を改めて見直してみると、普段の料理に食材の旨味を取り入れて調理していることが多くあるようです。皆さんは、旨味の相乗作用を上手に取り入れられているでしょうか?
この記事でご紹介した旨味成分の特性をいかして、今までしなかった食材の組み合わせを試してみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。
この記事でご紹介した旨味成分の特性をいかして、今までしなかった食材の組み合わせを試してみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。
【参考文献】
(2024/02/17参照)
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