ライター : 和食料理人よしふみチャンネル

日本料理専門調理師・調理技能士/macaroniクリエイターズ

とうもろこしと夏野菜の焼き浸し

調理時間 20
*すぐに食べれますが1時間位漬け込んだ方が味が染みこみます
郡山で小さな料理屋「手料理嘉文」を営んでいる和食料理人よしふみチャンネルです。プロの料理人がお店のレシピや家庭で役立つ料理のコツなどを配信しています。
夏野菜を冷たいお浸しにしました。即席で作る本格的な出汁で野菜をおいしくいただきましょう。

Photo by 和食料理人よしふみチャンネル

旬の野菜を焼いて浸し地につけ込むだけの簡単料理!
暑い日には、冷たい料理が進みますね。旬の野菜をしっかりと加熱してあるので野菜の旨味と出汁の旨味が重なり、より一層おいしくなります。

材料(2人分)

コツ・ポイント

  1. とうもろこしは皮付きのまま茹でます。皮がないときは茹で上がり後すぐにラップで巻いて密封し、旨味と甘みを引き出しましょう。
  2. 焼いた野菜は熱いうちに出汁につけ込むと味がしみこみやすくなります。
  3. 出汁を作る際にキッチンペーパーでかつおぶしを包んで追い鰹すると、少量でも本格的な味わいを楽しめます。

作り方

1.出汁を作る

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まずは即席の浸し地を作ります。 水に昆布を入れて火にかけます。

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しょうゆとみりんを入れます。

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キッチンペーパーにかつおぶしを包んで一緒に入れ、一煮立ちしたら火を止めてそのまま冷まします。 今回は即席で作っているので、追い鰹の要領で鰹節を入れて旨味を出してそのまま冷ましていきます。

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少量作るときに、出汁をいちいち取らなくても、家庭でも本格的に出汁料理ができます。 【ワンポイント】 出汁10:しょうゆ1:みりん1の割合はいろいろな料理に使えます。八方だしとも言います。 この浸し地にゆでたほうれん草などを漬け込めば野菜のお浸しになります。

2.とうもろこしを茹でる

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沸騰したお湯に一つまみの塩(分量外)を入れます。

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とうもろこしは皮付きのまま茹でていきます。 皮がむいてあるとうもろこしを購入した場合は、茹で上がり後すぐにラップで巻いて冷まし、旨味と甘みを引き出します。

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表面にも熱が回るように落とし蓋をします。

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茹で時間は約8分が目安です。

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茹で上がりは皮を付けたまま冷ましていきます。 空気に触れると表面が乾いて粒にしわが寄ってしまうため、皮が付いていない場合はラップで包むか、濡らしたキッチンペーパーをかけて乾かないようにします。

3.野菜を切る

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ズッキーニは厚さ8ミリ程度の輪切りにします。 今回は緑と黄色を彩りよく使っています。

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みょうがは半分に切ります。

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万願寺唐辛子は大きければ半分に切ります。 ししとうなどでも代用できます。ピーマンもおいしいですよ。 ほかにもなすやかぼちゃなど、お好きな野菜を使ってください。

4.グリルで焼く

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グリルで野菜の裏表を焼いていきます。 魚焼きグリルがない場合は、オーブントースターを使ってもOKです。

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香ばしく焼くと旨味が増します。

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このくらいしっかり焼き色が付くまで焼きます。

5.出汁に漬け込む

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野菜が熱いうちに、冷ましておいた浸し地に漬け込みます。 熱を加えた表面を出汁に浸けると味が染みこみやすくなります。

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唐辛子を少量入れると味が引き締まります。(輪切り3かけ程度) 暑い日などは少し唐辛子を入れた方が食欲が増します。

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漬け込むと味がよく染みますが、すぐ食べても大丈夫です。 すぐに食べたいときは浸し地の割合を8:1:1で少し濃く作るのが良いでしょう。 1時間~半日ほどお好みで漬け込み、彩りよく盛り付けて完成です。
今回は旬の夏野菜だけで作りましたが、スズキや太刀魚、鯛、ヒラメなど焼いた白身魚を一緒に漬け込んでも良いですよ。出汁に出た魚の旨味を野菜が吸って、より一層おいしくなります。ひと手間かかりますが、鮎を三枚におろして焼いて漬けると店で出すレベルの一品が楽しめます。
このほかにも旬の食材を使ったレシピ動画をYouTubeで配信しています。
家庭でもちょっとしたコツでプロの料理のようにおいしく仕上げられるレシピを公開しているので、よろしくお願いします!

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